行政
経産省、繊維製品の資源循環促進へ検討会繊研,〔22・12・28(2)〕

経済産業省は、繊維製品の資源循環を促進するための検討会を新設する。日本の繊維関連企業が競争力を高める上でサステイナビリティーへの取り組みが求められ、衣料品などのリサイクルシステムの構築が必須となる中で、回収から販売までの各段階の課題を整理し、新たな制度設計も検討する予定で、23年1 月中旬に1 回目の会議を開き、23年5 、6 月をめどに最終とりまとめを行う予定。

規格関連
新型コロナも対象へ繊維ニュース,〔22・11・18(3)

日本産業規格(JIS)と国際標準規格(ISO)で規定されている抗ウイルス性試験方法の対象ウイルスに、新型コロナウイルスが追加される公算が大きくなった。標準化作業を担う繊維評価技術協議会は22年度末までにJIS改正原案の作成を進め、国際標準化機構(ISO)への改正提案を実施することを目指している。

素材
台湾のサステイナブル素材の開発が進む 繊研,〔22・11・22(4)

台湾の合繊テキスタイルでサステイナブルを意識した素材開発が盛んとなっている。宏遠興業(エベレスト)は、海洋に廃棄されたペットボトルを活用したマテリアルリサイクルポリエステルを提案。また、廃棄されるパイナップルの葉を活用したパイナップル繊維も開発した。富勝紡績(エコマックス・テキスタイル)は、台湾国内の廃魚網を使ったリサイクルナイロン素材「NYHI」を打ち出した。それぞれアウトドアブランド、ヨガウェアブランド、欧州のデザイナーや日本からの引き合いが増えている。

アパレル
アパレル生産、脱・中国依存 東南アジ アシフトを加速 日経,〔22・12・8(15)

アパレル各社が中国から東南アジアへの生産シフトを加速させている。カジュアル衣料大手のアダストリアは、東南アジアでの生産比率を現在の22%から26年2 月期までに50%に高める。紳士服大手の青山商事も中国比率を下げる方針。円安や原材料価格の高騰が続く中、1 月に発効した東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)を活用し、コストを抑える。日本に輸入される衣料品に占める中国製品の比率は11年の81%から21年には59%に低下した。

アパレル
AIがファッション助言日経,〔22・12・13(16)

衣料品通販大手ZOZOのグループ会社でシステム開発のZOZO NEXTと早稲田大学は、ファッションに関する曖昧な表現をもとに目的の服装を適切に選ぶ助言をする人工知能(AI)を開発した。全身画像をもとに「この服装はどのくらいカジュアルか?」といった抽象的な問いに答える。将来、洋服の購買支援に役立てる。開発したAIは「結婚式ですが、気楽な装いで来てください」といったファッションに関する曖昧な表現をもとに、目的の服装を適切に選ぶ助言をする。

流通
コンビニが古着回収 読売,〔22・12・10(10)

ローソンは、不要になった衣類をコンビニ店舗で回収し、リサイクルの原料や古着として再利用する取り組みを始める。店舗への本の配送網を活用し、納品後のトラックの空きスペースで運搬する。25年2 月末までに1,000店で導入することを目指す。店舗をリサイクルの拠点とすることで集客にもつなげたい考えだ。

消費
若い男性もレディース服日経MJ,〔22・11・30(3)

レディース服を着こなす若い男性が増えている。女性がメンズ服を取り入れたコーディネートを楽しむ傾向は以前からあったがその逆。理由はシンプルで、メンズにはないデザインや色があり、着てみたいと思うから。ジェンダーレスファッションの広がりが男性の買い物の行動からみてとれる。

消費
欧米消費者の9 割が「服の買い方変える」繊研,〔22・12・2(7)

国際素材見本市を主催する仏プルミエール・ヴィジョンとフランスモード研究所が今年、欧米5 か国(仏、独、伊、英、米)で7,000人に実施した「エコレスポンシブルファッションにおける新しい消費者行動」調査で、90%近くが服の買い方を変えるつもりであることが分かった。責任ある消費行動へのシフトは明らかで、今後その流れを本物にするには、サステイナブルな素材や製造方法の情報を効果的に発信し、理解を促すことが重要であると示された。

品質管理
ファッションとサステイナビリティー グリーンウオッシュ回避を繊研,〔22・12・2(7)

欧州委員会は循環型経済に関する政策的パッケージの一環として、持続可能な循環型繊維製品戦略を発表した。環境省は環境主張を行う事業者に対して「環境表示ガイドライン」を策定し、その遵守を求めている。海外市場に対応するうえでグリーンウオッシュ(実態が伴わない環境主張)を避けることは不可欠だ。ZDHC認定トレーニングプロバイダーであるカケンテストセンター 志賀氏による現状と課題。

その他
売れる布製ランドセル繊研,〔22・12・23(1)

1kg未満の軽い布製ランドセルの開発が相次いでいる。ランドセルの中身が重くなり社会問題になっているため。リーズナブルな価格設定も特徴だ。今年は有名ブランドが参入し、メディアが取り上げる機会も増えた。いずれも予想を上回る売れ行きで、潜在需要の高さがうかがえる。