行政
タオルのTGS調査期限、経産省3たび延長へ日繊,〔02・10・9(1)〕

経済産業省は、タオルの繊維セーフガード(TGS=緊急輸入制限)の調査期間を、来年4月15日まで向こう半年間延長する方針を固めた。直近3年間の輸入は、鈍化傾向にあるものの、足元7~8月の中国からの輸入が前年比2ケタ増になったのが延長の理由。

素材
アルミド繊維新製品繊研,〔02・9・13(4)〕

東レ・デュポンと飾一は、アラミド繊維「ケブラー」の表面をガラス質化する技術を開発した。これによって、高強力、高弾性、耐熱性とガラス質のはっ水性、低吸収性をあわせ持つほか、耐切創性、溶接性なども向上する。産業資材のほか、防護衣料、消防服、航空宇宙用途、ペーパー、コンポジットへの用途が拡大する。商品化は、03年から。

アパレル
「プリーツ」品ぞろえ拡充日経,〔02・9・18(35)〕

アパレル・百貨店大手が秋冬向けに折り目やひだが細かく入ったプリーツスカートの販売に力を入れ始めた。オンワード樫山は20代女性を対象としたブランドで今秋向けに全スカートのおよそ半数にあたる13種類をプリーツにした。主力はひだの特に多い「アコーディオンプリーツ」を採用した商品で、色は、茶やグレーが売れ筋という。ワールドの20歳代後半向けの店舗「アクアガール」は、薄地の生地を使ったアコーディオンプリーツが売れ筋。大丸東京店では、店舗全体でプリーツスカートの品ぞろえを増やす。阪急百貨店の梅田店でもチェック柄のプリーツスカートなどを追加する予定。

アパレル
スーツの色・形、組み合わせ注文日経,〔02・9・20(35)〕

紳士服専門店大手がパターンオーダー方式によるスーツの販売を強化している。パターンオーダーとは生地の色柄、スーツのデザイン、サイズをあらかじめ決められた中から選択できる仕組み。はるやま商事は、今秋、20代後半~30代を対象に2ブランドの販売を始めた。同社が展開する郊外型店のうち、需要の見込める約百店で、注文を受けてから1~2週間で仕上げる。コナカは、パターンオーダースーツの取扱店を全店の7割まで拡大する。3ブランド展開し、20代後半から50、60代までの需要を見込んでいる。

消費
女子学生のファッション動向日繊,〔02・11・7(9)〕

文化服装学園リソースセンターは、20歳前の女子学生約3万人を対象に、91~01年まで継続的に調査をし、そのデータをもとに共立女子大学大学院兼崎史江が女子学生のファッション行動の現状と変化を分析した。着想意識が強いほど積極消費がみえ、持つ時代からどう持つかの時代に移ったとしている。