行政
女性就業率、初の70%台日経(夕),〔18・9・28(1)〕

総務省による8月の労働力調査で、15~64歳の女性のうち、就業者の比率は70.0%と、初めて7割台に達した。働く時間を選びやすいパートなどが増えている。厚生労働省の有効求人倍率8月は1.63倍と前月から横ばい。44年ぶりの高水準を保った。人口減少を背景に人手不足が続いている。

素材
新素材に麻調ポリエステル繊維ニュース,〔18・9・12(2)〕

帝人フロンティアは、亜麻のような自然な表情と清涼感を表現した新たな麻調ポリエステル素材「シャレールリュクス」を開発した。19春夏物からファッション素材として販売を始める。天然麻素材のようなシャリ感、ハリ、自然な外観と天然麻素材にはないイージーケア性や機能加工付与性を兼ね備える。糸の太い部分が細い部分の約1.5倍の太さになるように構成されており、100ミリ以上の長いスラブのある形状となっている。

加工
カラー・コントロール・テクノロジー繊研,〔18・9・18(4)〕

セイコーエプソンは、正確な色合わせを短時間で可能にする新技術を開発した。プリンターが表現できる色彩・色域を把握する技術、PCモニタなどの表示通りに出力する変換技術、目的の色に補正し周囲の色と調和させる技術、出力する色を正確に予測する技術、の4つの技術からなり、テキスタイルプリントにも導入してゆく。

アパレル
体型の悩み 服で「魅力」に日経MJ,〔18・10・12(3)〕

誰しもが抱えるコンプレックス。特に身体的特徴を理由に、「本当は着たい服をきれいに着られない」と悲しい思いをしている人は少なくない。しかし今、コンプレックスを魅力に変える服がじわり広がっている。無理やり合わない服を着たり、特徴を隠そうとしたりするのはもったいない。個性を生かして快適に過ごせる服こそ私らしい。隠れたニーズは新たな商機の種でもある。

アパレル
それでも日本製の服を選ぶ理由毎日,〔18・10・20(特集)〕

海外生産の商品が圧倒的に多いニッチ製品。その中で販売累計20万枚、新デザインが出るたびに人気を高める、正真正銘メードインジャパンのニット製品がある。キュプラ混のオリジナル素材を使用したイネドなどを展開するフランドルのニットは、働く女性を中心とした大人世代から熱い支持を受けている。

流通
衣料品市場17年、1.1増と横ばい繊研,〔18・10・25(1),26(7)〕

繊研新聞社の推定した17年の日本の衣料消費市場規模は前年比1.1%増の9兆7500億円だった。供給数量は1.8%で、価格は下げた。日本の一般的な消費者の服にかける支出が減る一方、インバウンドによる買い物の増加が、規模の漸増傾向を下支えしている。

消費
オーガニック商品の意識調査繊研,〔18・9・6(3)〕

豊島の「オーガニック商品の意識調査」で、オーガニック商品の購入希望者が7割近くあり、オーガニックコットンの認知度は70%以上だった。

消費
売れ残り廃棄 やめます朝日,〔18・9・7(10)〕

英ブランド「バーバリー」は6日、売れ残り商品の廃棄処分を即時やめ、再利用や寄付などの拡大に努めるとした。バーバリーは今年7月、英メディアに、昨年度だけでも約41億円相当の衣料品や香水、アクセサリーを廃棄したと報じられ、環境保護の観点から激しく批判されていた。売れ残りを大量に廃棄していたのは、商品が横流しされて安価で出回り、ブランド価値が下がるのを防ぐためとされる。

健康・快適性
生体センサー用いた新サービス繊維ニュース,〔18・10・18(2)〕

東レは、ウエア型生体センサーを利用して体調変化の可能性を知らせる新見守りサービスを立ち上げる。「ヒトエ」ウエアとトランスミッター、スマートフォンアプリを使って心拍数などを可視化し、体調管理や安全確保を効率化する。19年1月から法人向けにアプリの提供を始める。新開発の「ヒトエみまもりアプリ」は、(1)平均心拍数(2)瞬時心拍数(3)消費エネルギー(4)リラックス度を測定・推定し、心拍を検出するサービス。

その他
実習生雇用 不正あれば取引停止も朝日,〔18・10・15(1・2)〕

ワコールホールディングスは自社製品の製造工程にかかわるサプライチェーンに外国人技能実習生の人権を侵害している会社がないか調査を始めた。国内生産委託工場のうち40工場が対象で538人の技能実習生が働く。32工場はグループと資本関係がない。取引先の人権侵害が経営リスクになってきたためだ。サプライチェーンの情報を集めるシステムを供給する米NPOの代表はSNSに上がる声を知らないことがリスクになると警告する。