行政
日本企業の品質管理技術、短期間で国際規格に日経(夕),〔15・7・6(3)〕

経済産業省は日本企業の優れた品質管理の技術が短期間で国際標準化機構(ISO)などの国際規格になるよう後押しする。今後は同省の審議会で審査するよう改め、1年程度で国際規格として提案できるようにする。

行政
アジア化繊産業会議、一致し始めたベクトル繊研,〔15・5・18(2)〕

第10回アジア化繊産業会議が、共同コミュニケを採択した。今回は日本、中国、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、パキスタン、台湾、タイの9カ国・地域で高付加価値素材や標準化への関心が高まり、ベクトルが一致したという。

行政
外国人技能実習、5年に延長繊研,〔15・6・5(2)〕

政府は、外国人技能実習生の受け入れ期間を現在の3年から5年に延長することを柱とした法律改正と入管難民法を、今の通常国会で成立させようとしている。人手確保策技能実習制度を活用するのが主な理由である。

行政
4月に施行された改正商標法繊研,〔15・6・29(7)〕

改正商標法が4月に施行され、「色」や「音」「動き」など新しいタイプの商標登録が可能に。色彩だけからなる商標や、コマーシャルのメロディなども商標として登録され、ファッション関連企業からも出願されている。

アパレル
「国内工場満杯」の中でアパレル工業,〔15・6・1(1)〕

つい最近まで質・量(規模)とも国内工場を代表する大手の一社として知られていた東京クロージング(東クロ)が廃業を決めた。「国内回帰」、「メード・イン・ジャパン」が叫ばれている中での"東クロ"の廃業は、「仕事は満杯だが、工賃もほとんど上がらず経営は厳しい」という国内工場が置かれている現状を示している。アパレルメーカー、流通を含めて抜本的な発想の転換と思い切った業界構造の転換が待ったなしの状況といえる。

アパレル
縫製企業16社で発足アパレル工業,〔15・6・1(1)〕

岩手県県北地域の縫製企業16社が集まり「北いわてアパレル産業振興会」が発足した。同地域に集積する縫製企業が連携を強め、業界のイメージアップや取引拡大、人材育成などに取り組む。予定される事業としては、県内の学生からデザインを募集して、北岩手の縫製企業が作品を縫製、発表する「北いわて学生デザインファッションショー」を開催する。また岩手県県北広域振興局といわて産業振興センターによる「北東北三県域アパレル企業ビジネスマッチングフォーラム」を共催する。

アパレル
オーダー紳士服"自分好み"で需要拡大繊維ニュース,〔15・6・4(1)〕

オーダーのスーツやシャツの需要が伸びている。今は「カスタマイズ」して自分好みのライフスタイルを楽しむ時代。衣服も自分好みのサイズに「仕立てたい」若者が増え、次世代の消費対象としてオーダースーツ市場を拡大させつつある。こうした傾向に紳士既製服メーカーも、オーダー商品の企画・販売に力を入れ始めた。オーダー専門のSPA業態も増え、好業績を上げている。

流通
海外大手ファッション小売り、日本の店舗数拡大繊研,〔15・5・8(1)〕

海外大手ファッション小売業の日本での店舗数が拡大している。08年に進出したH&Mは今春、店舗数が50店に達した。ギャップ傘下のオールドネイビーは1号店オープンから3年半で42店。フォーエバー21も09年から今春までに19店を出した。各社とも日本でさらに店舗数を増やす考え。

流通
中国の衣類の輸入関税、50%超下げ繊研,〔15・5・27(2)〕

中国財政相は、衣類や靴類などの輸入消費財に対する関税を6月1日から引き下げる。平均で50%を超える減税額で、海外に流出している消費を食い止め、内需の活性化につなげるのが狙い。

流通
40~50代女性主力の新市場繊研,〔15・6・18(1)〕

ライフスタイル志向の強い40~50代女性に向けたブランド、売り場の開発が広がっている。キーワードは、リラックス感がありながら、都会的な"生活になじむ服"一筋縄ではいかない客層だが、日本人女性の2人に1人が50歳以上となる今、見逃せない市場だ。

流通
ファッション小売り×スポーツ繊研,〔15・6・25(1)〕

ファッション小売りで"スポーツ"を切り口にした開発が続いている。スポーツとファッションの融合の可能性は以前より確実に高まっており、注目市場となっているが、しっかりと根付くかは今後の認知度向上と継続性がカギになる。

クリーニング
事故賠償基準「改訂版」を発行全ドラ,〔15・5・1(1)〕

全ク連の諮問機関はクリーニング事故賠償基準の第4次改訂を実施し、平成27年度改訂版を発行した。施行日は10月1日。16年ぶりとなる今回の改訂ではクリーニング業者の説明責任および利用者との相互確認が条文化された他、商品別平均使用年数表において、商品の追加と整理等が行われている。

健康・快適性
運動状況や心拍数測定日経,〔15・6・26(42)〕

東京大の染谷教授らは、衣服の布地にプリントするだけで腕の運動状況を測れるセンサーを開発した。内部の配線が伸び縮みしても稼働する。心拍数や体温などの測定にも応用できる。スポーツウェアのほか、医療・介護向けなどに広く使えるとみており、企業と組んで2~3年後の実用化を目指す。

その他
ファッション意識調査繊研,〔15・6・22(7)〕

繊研新聞社がファッション専門学校の16年春卒業予定者を対象に行った「ファッション意識調査」(回答者数1604人)では、デザイナー系ブランドの人気が上昇。これまで台頭してきた国内外のSPAは勢いが落ち着き、各項目で順位の入れ替えが目立った。価格一辺倒でなく、モードやトレンドを意識した買い方に戻りつつあるようだ。