流通
売れない時代の売れるための一工夫とは繊研, [20・2・25(1)]

シキボウは燃焼時のCO2排出を約60%削減するポリエステル「オフコナノ」を開発した。炭化促進剤とCO2吸着剤が入ったカプセルをポリエステルに練り込むことで焼却灰の中にCO2が多く固定され、削減効果を発揮する。ポリエステル短繊維の糸、生地から販売をスタートし、ポリエステル長繊維も開発中だ。この技術を用いた包装フィルムなどはあるが、繊維化は今回が初めてである。

行政
衣類輸入19年、チャイナ・プラス・ワ ン鈍化繊研, [20・2・17(1)]

日本繊維輸入組合が財務省貿易統計を基にまとめた衣類輸入状況19年は、重量ベースで前年比0.8%減と、中国からの輸入減が響いたことと、ASEAN、バングラデシュからの伸びが鈍化したことが主な要因。18~19年秋冬商戦が不振だった影響で在庫がだぶついたため。金額ベースでは3.1%減だった。

素材
CO2排出削減ポリエステル繊維を開発繊研, [20・2・27(4)]

シキボウは燃焼時のCO2排出を約60%削減するポリエステル「オフコナノ」を開発した。炭化促進剤とCO2吸着剤が入ったカプセルをポリエステルに練り込むことで焼却灰の中にCO2が多く固定され、削減効果を発揮する。ポリエステル短繊維の糸、生地から販売をスタートし、ポリエステル長繊維も開発中だ。この技術を用いた包装フィルムなどはあるが、繊維化は今回が初めてである。

アパレル
アパレル廃棄ゼロへ繊維ニュース, [20・1・16(2)]

月額制ファッションレンタルサービスを展開するエアークローゼット(東京都港区)は、SDGs(持続可能な開発目標)推進に向け、自然エネルギー由来の電気を販売する自然電力(福岡市)との協業に取り組み、CO2排出量削減プロジェクトを開始する。業界全体での「アパレル廃棄ゼロ」を目指して生産量の適正化、適切なリユース・リサイクルも後押しする。

流通
“新大人市場”にチャンス 上質、洗練で 40代前後の女性へ繊研, [20・1・14(1)]

20年のレディス業界は、40代前後の女性へ上質に洗練されたファッションを提案する“新大人市場”に注目だ。高価格帯ゾーンを中心に、ファッションビルと百貨店の両方で動きが活発で、新ブランドも増えてきた。キーワードは絶対の信頼感。着れば大人を素敵に見せてくれる、後悔させない服。そんな究極のリアル服のニーズが高まりそうだ。

流通
商社の繊維・アパレル事業繊研, [20・2・14(1)]

商社は繊維・アパレル事業の中長期にわたるサステイナブルな在り方を考え、実践する時を迎えている。急激なデジタル技術の進化やグローバル化、それに伴うライフスタイルの多様化、社会・環境問題に対する関心の高まりがファッションビジネスに変化をもたらし、物作りを中心としたアパレル業界をサポートしてきた商社のビジネスは転換期に入った。

消費
大量消費・廃棄から脱却産経, [20・1・7(12)]

流行に合わせて毎シーズン大量の衣料品を供給するアパレル業界で、廃棄削減への取り組みが広がっている。日本だけでも年間推計100万トン近くあると言われる廃棄衣料品は、様々な方法を取りながら新たな衣料となって売られる。例えば、タグを付け替えて再販したり、工場から出た残反や古着を新たな製品にしたりする。繊維の循環の輪は、アパレル業界の枠を超え、地球規模で問題化する「海洋プラスチックごみ」にも及ぶ。海プラや漁網など再生可能な廃棄物を回収し、リサイクル素材をシューズやアウターなどに使う。買い物は投票のようなもの。何を選び、何を買うか。日々の買い物が社会課題の解決につながるかもしれない。

消費
ローティーン市場、話題の中心はデジ タルコンテンツ繊研, [20・2・17(1)]

ローティーン(小学5年生~中学2年生)の好みがますます多様になってきた。ここ数年で、この世代にもスマートフォンが普及したことが背景だ。比例してファッション以外のコトやモノの関心も高まっている。ローティーン市場では、今の女の子たちに、いかに魅力的なコンテンツを発信し、ブランド力を高められるかが問われる。

その他
中国依存、もろ刃の剣、生産100億ド ル減なら国外影響67億ドル日経, [20・2・9(3)]

新型肺炎の感染が広がる中、世界経済の中国依存度の高さがもろ刃の剣となってきた。試算では中国の製造業の生産が100億ドル減ると海外での生産や販売を67億ドル押し下げる。特に韓国や日本、米国などの影響が大きい。中国は年6%以上の成長で世界経済のエンジンとなってきたが、米中貿易戦争や新型肺炎問題をきっかけに中国依存が及ぼすリスク面も両にらみせざるを得なくなってきた。