行政
衣料品再生でルール策定へ 経産省、欧州規制強化に対応日経,〔23・9・28(5)〕

経済産業省は衣料品の関連企業向けに衣服の再生や再利用を求めるルールづくりに入る。再生繊維の使用状況を衣類に表示してもらい、不用品の回収も増やしてもらう。日本国内で衣料品は6割超を廃棄している。回収、分別・繊維再生、製造、販売の4段階で改善を要請。欧州連合(EU)は再生繊維を使わない製品を市場から排除する方針で、日本も対応を急ぐ。

素材
生成AIを用いたニット作品を発表繊研,〔23・9・28(4)〕

ニット糸販売の丸安毛糸は、生成AI(人工知能)を利用したニット作品を発表した。縄を複雑に巻き付けたような構造は、イタリア在住のニットデザイナーがAIにプロンプト(命令文)を入力して生成した画像をもとに、丸安毛糸が制作を担当した。世界初のフィジタル(フィジカル+デジタルの造語)ニットとして制作されたこの作品は、企画プロデュース会社のスタジオディー・オー・ジーが主催し、渋谷パルコで9月に開催された展示会「NFFT2023ジェネラティブAI×ファッション展」で披露された。

加工
オゾン脱色機の機能強化繊維ニュース,〔23・9・15(7)〕

ジーンズを加工する時の水や燃料、薬品の使用量を低減する機器を開発し販売するスペインのジーノロジアは、オゾン脱色機「G2」をアップグレードさせる設備「インドラ」を開発した。インドラの導入で、従来の50キロから100キロまでの製品を一度に加工できるようになり生産性が向上する。従来のオゾン脱色機による加工では製品を濡らす必要があったが、霧状のオゾンを噴霧することで製品を濡らさずに加工できる。

アパレル
時価総額 初の1兆円超え 高機能シューズ成長期待日経,〔23・9・1(16)〕

8月31日の株式市場でアシックス株が5日続伸し、時価総額が終値ベースで初めて1兆円を突破した。高機能ランニングシューズの好調や利益率の改善などを背景に投資家の間で中長期的な成長期待が高まっている。8月8日に発表した23年1~6月期の連結決算は純利益が前年同期比83%増の247億円になるなど好調。

流通
22年の衣料品消費市場 回復進むもコロナ前には届かず繊研,〔23・9・28(1)〕

繊研新聞社が推定した22年の日本の衣料品消費市場の規模は、2年連続で増加したが、金額、数量ともにコロナ禍前の19年実績には届かなかった。実店舗への客足も戻り、夏物商戦も好調だった。推定市場規模は、8兆8847億円(21年比4.1%増)、19年比は8.2%減。

クリーニング
クリーニングはサステナブル!日本クリーニング,〔23・10・20(1,6)〕

「洗って着られることは根本的にサステナブル」をより認識してもらうため、「第3回サステナブルファッションEXPO・秋」に、クリーニング業界からも出展となった。中国、タイの縫製業界関係者から取引希望の声やしみ抜き剤への関心が高かったようだ。泡洗浄の実演会では、アパレルのバイヤーから注目が集まった。

健康・快適性
年齢の悩みに応じ機能付与繊研,〔23・9・15(4)〕

ロイネは「タイムイズライフ(時は人生)」と題して、年齢ごとの着心地を追求したインナーを揃えた。40~80代の女性を主なターゲットに、「ラブミー」「メノポーズ(更年期)」「ロンジェビティ」「メンテック」「タイパ」の5テーマを提案する。年齢によって変化する女性の体に合わせたナイトブラ、閉経後の膣乾燥を解決する保湿素材のショーツ、高齢者が介護に頼らず自ら着用できるインナー、男性の腰痛改善に役立つ骨盤サポート付きのボクサーパンツ、保湿性の高いミルクプロテインを練り込んだナイトウェアなど年齢の悩みに応じ機能付与したインナーウェアを紹介する。

品質管理
PFAS対応で公式見解繊研,〔23・10・6(4)〕

エコテックス国際共同体はPFAS(有機フッ素化合物)の対応方法など公式見解を発表した。23年1月に繊維・皮革・アパレル・履物での全面使用禁止を発表し、4月には製品クラスⅠに適用、順次Ⅱ~Ⅳへの規制も順次開始する。その目標はフッ素使用禁止でなく、PFASの意図的な使用を防止することだ。エコテックスの分析試験には法規制されている全てのPFASを個別に測定し各国の法律に準拠していることを確認する方法と抽出可能な有機フッ素化合物の総量を測定する方法がある。

その他
衣類の異物、AI検知日経ビジネス,〔23・10・30(ウェブ)〕

衣料品の検品を手掛ける桑原は、人工知能(AI)による画像認識で金属破片や針など異物を見つけるX線検査機を開発した。異物を検知するとアラート音を鳴らし、異物の位置を画面上に表示して作業員に知らせる。熟練の検査員不足に対応し、アパレル関連メーカーやクリーニング会社、物流会社などに売り込む。