行政
アパレル輸入12%減-減少基調が顕著に・財務省発表-日繊、[02/04/23(1)]

財務省が発表した3月の衣料・付属品輸入額は、前年同月比12%減と2ケタ台の減少。金額ベースで7割強を占める中国からの輸入が12.3%減と大幅に減少。アパレル製品の輸入は昨年後半から減少基調にある。デフレスパイラルの中、市場を牽引してきた大手カジュアル衣料専門店の失速、また、大手アパレルや量販店の低価格品開発輸入の促進で市場が飽和状態になっていること、さらに為替相場の円安が響いていると見られる。

素材
生分解スーツ販売繊研、[02/04/25(5)

オンワード樫山の「五大陸」は今秋冬に生分解スーツの販売をする。このスーツは、表地から裏地、パッド、縫い糸までファスナーなどの金属部分を除いた副資材がすべて天然素材で土にもどる。染料も有害物質が溶出しないようノンクロム染料を使用しており、「エコテックス規格100」を取得している。価格は6万9千円。

アパレル
新品なのに古着感覚日経、[02/03/20(31)]

裾が解けたジーンズや古びたバッグ、手作業のような襟元の刺繍など、新品なのに「きれい」とは言えないスタイルでまとめた女性が目立ってきた。ファッション界では「ボヘミアン」と呼ぶデザインである。プランタン銀座には、だぶだぶしたボヘミアン調の「スモックブラウス」が150種類ほど並ぶ。1日200枚以上のペースで売れている。東京・渋谷では、ひざの部分がすり切れて穴があいたものや、裾がぼろぼろなジーンズ姿の女性が増えてきた。ファッションビル「渋谷109」内にある衣料専門店では今年に入ってすでに400本以上が売れ、夏以降も人気は続くとみている。

流通
ワンポイントブランド復活日経流通、[02/04/16(22)]

「クロコダイル」「ゴールデンベア」「フレッドペリー」などワンポイントロゴで知られる衣料ブランドが再び勢いを取り戻している。若者の間にブランド再発掘の機運が強まっていることをにらんで、ライセンス供与や新販路の開拓に動き出した。高い知名度を武器に売り上げ低迷の打開を狙う。

消費
衣管協の「原産国・価格」調査繊研、[02/03/28(12)]

日本衣料管理協会のTA養成課程の女子大生とその父母を対象にした「原産国・価格」調査によると、衣料品を購入するとき、「原産国表示」をそれほど気にしていない。最近の価格について両親は「安くなった」と思っているが、学生は一概に「安くなった」と思っていない、という結果が出ている。