行政
ファッションブランドの海外進出繊研,〔14・9・4(2)〕

中小企業基盤整備機構は、中小新進のファッション関連ブランドの海外進出を支援するプロジェクト「トーキョーアイ2015」を実施。15年3月パリ合同展示会の出展を目指し支援ブランドを公募している。

行政
37大学 国際化重点支援 文科省選定、人材育成急ぐ日経,〔14・9・26(14)〕

文部科学省は26日、大学の国際競争力を高めるために重点的に財政支援する「スーパーグローバル大学」に、国公私立大37校を選んだと発表した。2023年度までの10年間に1大学あたり最高4億2千万円の補助金を毎年支給する。日本の大学の国際化を促し、グローバル人材の育成を急ぐ。

行政
ケアラベル表示のJISを制定繊研,〔14・10・21(2)〕

経済産業省は、「繊維製品の洗濯等の取り扱いに関する洗濯表示記号、表示方法及び試験方法」のJISを制定した。国際規格への整合化への目的であった今回の改正によって、記号の種類が22種類から41種に増えた。

行政
衣料品サイズ国際規格作り、日本の存在感増す繊研,〔14・10・28(1)〕

ISOの「衣料品のサイズシステムと表示及び計測方法の技術委員会」(TC133)のワーキンググループで、日本の存在感が増している。次回のTCC133の総会が15年9月に日本で開かれる。

素材
粘着シール 髪より薄く 服に貼って伸縮日経,〔14・9・8(13)〕

シール開発・販売のクイックプットは厚さが髪の毛の約半分にあたる30ミクロン以下と、従来製品より7割薄い粘着シールを開発した。繊維やビニール、金属など幅広い素材に使え、伸縮性が高い。指でこするだけで服などに簡単に貼り付けられ、熱プレスしたプリントと同様に洗濯してもはがれない。スポーツ用品向けなどの用途を開拓する。

アパレル
東京・隅田発 職人技生きる粋な衣服日経MJ,〔14・9・10(7)〕

職人の街「すみだ」の技術を世界へ。ポロシャツや革小物など東京都墨田区の老舗メーカーが集まって立ち上げたブランド「IKIJI(いきじ)」初の常設店が8月同区内にオープンした。江戸時代から続くもの作りの街の職人技を結集した商品の発信拠点と位置づける。繊維工場街に突如現れるモダンな外観に道行く人が足を止め、服に関心がある若者も引きつけている。

アパレル
アクティブウエア「活動的な普段着」米で人気日経MJ,〔14・9・19(10)〕

「アクティブウエア」と呼ばれる衣料品が米国で好調に売れている。タウン着やスポーツ用など多様に着こなせるのが特長で、衣料品全体の売れ行きを底上げしている。ヨガなどが生活に浸透し、トレーニングに向くストレッチ素材のウエアが通常の服として受け入れられるようになってきた。そうした生活様式の変化が背景にある。

アパレル
紳士スーツの縫製拠点・インドネシアが急浮上繊維ニュース,〔14・10・10(1)〕

東南アジアでの紳士スーツの主力縫製拠点といえば、ベトナム。その次がミャンマーだ。ところが近年、インドネシアからの同スーツ輸入規模が急拡大し、ミャンマーの規模に迫っている。ベトナムやミャンマーよりも人件費が高く、ミャンマーのように特恵関税が適用されるわけではないインドネシアが急浮上しているのは、労働力をいかに確保するかに焦点が当たっているからである。中国での労働力確保難への対応が進む。

アパレル
「工場ブランド」手広く日経MJ,〔14・10・15(7)〕

大手アパレルメーカーなどの商品を受託生産する中小メーカーがmファクトリーブランドと呼ばれる独自商品を開発する動きが強まっている。愛知県の老舗毛織物工場は独自コートの品揃えを広げる。ファクトリーブランドならではの技術力を生かし、高品質で割安な製品を売り込む。

流通
人口構成比拡大 期待されるシニア市場繊研,〔14・9・22(3)〕

シニア市場が注目されている。約4人に1人が65歳以上である超高齢社会の日本において、60代はその人口の多さと購買力の高さから、ヤングに代わる重要な消費のリード役として期待されている。アパレルや百貨店の売り場でも、新しいシニア層に向けた動きが活発になってきた。

消費
膨らむ快適繊維市場日経MJ,〔14・9・5(1)〕

富士経済によると、吸汗速乾や形態安定などの快適繊維市場(国内販売と日系メーカーの海外販売の合計)は20年に12年比3割増の1352億円に達する見通しだ。最終製品の売値に換算すると20倍以上に膨らむといわれる。機能性衣料はカジュアル衣料を中心に広まったが、最近はファッション性を重視するセレクトショップでも多く使われる。日本メーカーの機能性に優れた繊維への評価は世界的にも高まっている。

消費
欧州と紡ぐ和装美朝日,〔14・9・11(9)〕

最高級の和装を作り出す伝統技術と、欧州の高級ブランドのコラボレーションが相次いでいる。背景には日本の物作りへの高い意識を評価し、尊重する姿勢がある。着物の需要が減少する中、長く根付いてきた伝統の技は急速に消えつつある。世界との共作はその歯止めになるのか。