行政
繊維2.4%減収、中国は3%増加-経済産業省海外法人動向調査-繊研,[02・12・28(1)]

経済産業省の海外法人の動向調査によると、日本企業出資50%超の繊維製造業海外法人の売上高は、7~9月期に1336億1100万円(前年同期比2.4%減)となった。前年割れが続く中、1~3月期、4~6月期と2四半期連続で下げ幅が縮小していたが、7~9月期は拡大した。売上高を地域別にみると、ASEAN4カ国が528億8000万円(2.5%減)、中国(香港含む)263億9000万円(3%増)、北米197億9400万円(13.5%減)、欧州180億3100万円(4.6%増)、NIES 3カ国68億1100万円(22.3%増)と、中国の売上高の増加が続いている。

素材
トリアセテート混の人工皮革新素材日繊,[02・12・15(4)]

三菱レイヨンは来年秋冬からトリアセテート「ソアロン」混の人工皮革「ソアリーフ」(仮称)を販売する。ソアリーフはソアロンのマイクロタイプ(60D/80F)を50%、ポリエステル「ソルーナ」を50%の比率で複合化したもので、ソフトでドライなタッチが特徴。販売アイテムはブラウスなどのトップスからボトムスまで。20色を備蓄する。販売価格は約3000円/m。同社は今秋冬、人工皮革「グローレ」のビンテージ調、デニム調、転写プリントなど品種の拡大とストックオペレーションの強化で好調に推移。各社スエード拡販で競争が激化する中、新素材の投入で来年はさらに10%増を目指す。

加工
紡績各社のスキンケアー素材日繊,[02・12・24(3)]

景気低迷などの外部要因により、心身ともにストレスをため込んだ人が多い。そのためか、ちまたでは、体に良いもの"癒し商品"があふれている。そういうニーズをとらえて、紡績各社では特殊原料使い・加工による機能付加などで、多様なスキンケア商品を構えている。中には医療用展開を見据える高機能素材もある。スキンケアと"癒し"の言い方は、前者が具体的な効果を発揮するのに対して、後者は感覚で訴求するという違いがある。スキンケアの場合、効能をデータで具体的に示さなければならない。防菌防臭、制菌といった機能がベースになるケースが多い。これらの現状がまとめられている。

アパレル
中小アパレル、輸出拡大へ結束日経夕,〔03・1・21(3)〕

国内の中小衣料品メーカー・商社が結束して海外での売上拡大に乗り出す。紳士服や雑貨の統一ブランドをつくり欧州などで来夏から販売、ニットメーカーは婦人用品で米国市場への進出を目指す。「メード・イン・ジャパン」の質の高さを前面に、低価格の中国製品などに対抗する。

消費
ヒットアパレルランキング日繊,[02・12・17(8)]

ファッションアナリスト原田毅一による恒例の02年ヒットアパレル番付によると、男女共に毛付きの一連の防寒アイテムが一番になった。全体的には、一段とファッションに性差がなくなってきているという。

行事
“繊維”はエキサイティング

①3月13日~14日②キャンパスプラザ京都③高分子の最近の成形加工技術ー次世代繊維への可能性、イタリアファッションビジネストファッション教育事情、最近の海外産業資材テキスタイルの動向、機能性重視の不織布開発、他④日本繊維機械学会
TEL 06-6443-4361