行政外国人技能実習制度廃止 育成就労27年4月から繊研,〔25・9・30(2)〕
政府は外国人技能実習制度に代わる外国人人材受け入れの新たな枠組みとして育成就労制度を創設し、27年4月にスタートする。これに伴い技能実習制度は廃止される。
素材噛み込み軽減ファスナー繊研,〔25・10・6(3)〕
YKKは、布団カバーや衣服の生地がファスナーに挟まりにくくなる「噛み込み軽減ファスナー」を中国で開発。ファスナーのエレメントの両側にある生地の内側を盛り上げ、スライダーの形状も工夫し、従来のファスナーよりも布噛みの発生率が低減。
素材〝最後の壁〟PUも分離可能に繊維ニュース,〔25・10・23(2)〕
大阪大学大学院工学研究科の宇山浩教授ら研究チームは、ポリウレタン(PU)を含む混紡素材からPUのみを分解・除去し、綿を回収する技術を開発した。電子レンジと同じマイクロ波加熱を利用し、短時間で処理できる。同チームは24年3月に、綿・ポリエステル混紡素材の分離技術を発表していた。今回はこの手法を応用したもので、薬剤とエチレングリコールを用い、マイクロ波で加熱することでPUを選択的に分解・除去し、綿のみを取り出すことに成功した。
アパレル裁断くずを裏地に再利用繊研,〔25・10・30(3)〕
マッシュスタイルラボは伊藤忠商事や三景と協業し、ポリエステルの裁断くずをリサイクルし、裏地として再利用する取り組みを始める。26年春夏物一部商品に採用する。同社は22年に取引先10社と「サステナブルアライアンス」を発足、廃棄物削減とCO2排出量の抑制を図り循環型物作りの仕組みを構築する。
アパレル小学校低学年女子〝空白地帯〟にヒットの芽繊研,〔25・10・27(1)〕
苦戦が続く女子小学生向けブランドで、新たな芽が生まれている。ターゲットは、子供らしい可愛さから卒業したが、ローティーン向けではサイズが合わない低学年女子。おしゃれの低年齢化が進む一方、この層が満足できる提案が少なく、市場の空白地帯になっている。
流通日本の「カワイイ」が元気繊研,〔25・10・1(1)〕
日本の「カワイイ」文化を体現するようなブランドが元気だ。好きなスタイルや嗜好は、自己表現や気分を上げることにつながり、根強いファンが多い。最近では世界にもファンの輪が広がっている。
消費「環境に配慮した服」に共感も購買ない訳PRタイムス,〔25・9・9〕
㈱V&A Japanが7月15日16日にインターネット回答、全国の20〜49歳の男女対象に「環境配慮素材に対する消費者の意識と高価格帯アパレルの購入意欲」に関する調査を実施。素材へのこだわりが購買意欲やブランド選定に影響し、約半数が環境配慮を意識も「服が土に還る」生分解性素材の理解は3割程度。購入理由は「着心地」「肌触り」が上位に。
健康・快適性競争激化リカバリーウェア 販売業者2年で5倍繊研,〔25・9・11(1)〕
一般医療機器「リカバリーウェア(血行促進用衣)」の競争が激化している。22年10月のカテゴリー新設後、参入企業は当初の8社から約40社に急増。これに伴い、販売価格帯も2〜3万円から最安3000円台まで多様化が進んだ。日常の疲れに悩む一般消費者の関心が高く、市場拡大が見込まれる中、関連事業者による熾烈な販売競争はしばらく続きそうだ。
健康・快適性「市民権」得るファン付きウェア繊研,〔25・10・2(1)〕
電動ファン付きウェアが一般アパレル品として市民権を得てきた。空調設備のない場所や炎天下で働く人向けの作業服とこれまで見られてきたが、この1~2年でアウトドアやスポーツ観戦、ゴルフなど一般の人が着用する機会が広がり、訪日外国人がまとめ買いするケースも目立つ。「冷却ウェア」需要はさらに拡大しそうだ。


