人事グランドデザイン
基本的な考え方
逞しく柔軟な対応ができる人財を育成するため、「成長につながる機会の提供」⇒「多様な価値観の受入」⇒「職責の拡大/仕事の成果への対応」を循環させながら社員一人ひとりの成長と組織の活性化を図る取り組みを行っています。この循環のベースには社員のエンゲージメントを向上する「快適かつ働きがいのある職場環境」が必要と考え、社員の健康やモチベーションアップにつながる施策も実施しています。
人事グランドデザイン
幅広い年齢層・組織で構成した人事グランドデザインプロジェクトのメンバーで広く意見を集め、「社員のハッピー」を核とした人事グランドデザインを策定しました。人事グランドデザインが掲げる施策は「成長」「DEI」「処遇」「エンゲージメント」の4分野に分けられます。
1成長
社員一人ひとりが自立・自律意識を持ち、主体的に学び成長し続けることが、組織の持続的成長につながると考え、人財育成投資を通じた環境づくりを進めています。また、キャリアや専門性に応じた人事制度や若手社員の海外研修、海外拠点を含めたローテーションを実施することにより、国内外の人財を循環させ、多様性・価値観の共有を行っています。
成長実感の機会創出
社員が自身の成長を実感し、主体的にキャリアを考える機会として、入社4年目の社員を対象に若手発表会を実施しています。本発表会は、入社からこれまでの業務経験や学びを振り返り、自身の成長を言語化して発表することで、今後のキャリアを考えるきっかけづくりとしています。発表を通じて上司や他部署の社員からフィードバックを受けることで、視野を広げ、次の成長に向けた意欲喚起にもつなげています。
次世代幹部育成プログラム
担当役員が年齢にかかわらず適正を最優先に、管理職の中から次期幹部候補を選抜する本育成プログラムでは、経営への参画意識の向上と業績改善につながる具体的なテーマ設定・企画立案に取り組むとともに、ワークショップや経営陣との対話を通じて、実践的な経営への視点醸成を図っています。将来にわたり経営層を継続的に輩出できる体制を構築するとともに、サクセッションプラン実現に向け、本取り組みは今後も継続していきます。
「JUKIアウォード」の開催
新製品の開発、製造および販売に関わる事業活動、新規事業推進、VE活動、安全等の活動に対し、顕著な功績を残した従業員やチームを表彰するグローバルなアウォードを開催しています。JUKIアワードは社員のモチベーション向上につながっています。
2DEI
持続的な企業価値向上を実現するには、多様な人財がその能力を最大限に発揮できる組織であることが重要です。そのため、当社はDEIを経営基盤の一つと位置づけ、性別・年齢・国籍などにかかわらず、公平な機会のもとで社員一人ひとりが活躍できる職場づくりを進めています。
勤務制度
| スライドワーク制度 |
時間意識・勤務意欲・業務効率の向上を目的として、社員それぞれのライフスタイルに合わせて勤務時間帯を選択することができる制度です。 あらかじめ承認を得ることで、出勤時刻を定時より最大2時間早める、または遅らせることができます。 |
|---|---|
| 短時間勤務制度 |
母性の保護、子どもの育児、または肉親の介護のため、1日の勤務時間を短縮することができる制度です。 1日2時間を上限に、1か月単位で勤務時間を短縮することができます。 |
| 選択型短縮勤務制度 |
ワークライフバランスの充実などのため、1週間の所定勤務日数を短縮することができる制度です。 週休4日勤務または週休3日勤務を半年単位で選択することができ、短時間勤務制度との併用も可能です。 |
| 在宅勤務制度 |
通勤に伴う負荷、または家庭の事情に配慮しつつ、より生産性の高い働き方を目指して、在宅で勤務ができる制度です。自宅以外の会社が認めた公共および民間レンタルオフィス等にて勤務することが可能です。 在宅勤務をした日には、手当を支給しています。 |
| 社外副業制度 | 当社に勤務を継続しながら他の仕事にも就くことができる制度です。起業を含めた社員個人の営む業務はじめ、他社の社員としての雇用、SDGs視点による事業への支援等社会貢献できる業務も可能です。 |
| 社内副業制度 (社内応援) |
社員が他部門の業務を、所属変更を伴わず気軽に短時間で支援する制度です。部門を超えた業務の支援を促し、コミュニケーションやアイデア誕生および自発的な職域開拓機会創出を目的としています。 |
ダイバーシティ推進
女性活躍推進・管理職登用
女性の活躍推進と管理職登用の強化を重要なテーマと位置付け、研修や制度整備を通じて環境づくりと意識改革に取り組んでおり、2025年度において10%であった女性管理職比率を2030年度に30%とする目標を掲げています。このような取り組み等が評価され、女性が働きやすく、活躍することにおいて特に優れた企業に対して認定される「えるぼし認定 3段階目(3つ星)」を取得しています。
子育て・ライフイベント支援
社員の子育ておよび復職支援、ライフイベント支援につながる取り組みを強化しています。
2025年度は男性育児休業取得率100%を達成しました。また育児・介護関連法改定への対応や養育両立支援休暇の新設も実施しています。仕事と育児の両立を支える制度・風土の整備された子育てサポート企業として「くるみん」認証の取得を目指しています。
3処遇
失敗を恐れずに挑戦し、成果を出した社員に対してダイナミックな処遇が得られる制度を整備しています。給与については、管理職・一般職ともに職務・職責および成果を踏まえた仕組みとし、賞与については評価期間を通年化し、メリハリのある制度としています。特に管理職については業績結果の反映をより大きくすることにより成果へのこだわりを持った業務の進め方に変革しています。若手社員については早期戦力化を図るとともに、早期管理職登用に結び付けています。
処遇水準の見直し
社員が安心して働き続けられる環境を整えることが重要と考え、賃金や賞与を含む処遇水準の見直しを行っています。2026年度も物価動向や外部環境の変化を踏まえベースアップをはじめとした賃金改定を行うとともに、賞与においても標準月数を大幅に見直す等、処遇改善を実施しています。
社員への処遇について
処遇にあたっては、事業環境や社内外バランスを考慮しつつ、社員の生活面への影響にも配慮しながら実施しています。原資については利益配分方針に従い業績により得た利益を社員に対してもしっかりと分配するなど利益配分方針に従った還元を今後も継続的に行っていきます。
4エンゲージメント
当社は、社員一人ひとりがいきいきと働き、能力を最大限に発揮できる職場環境の実現に向け、「ワークライフバランスの推進」「働きやすい職場環境の整備」「公平・透明・シンプルな人事制度」のテーマを重点的に取り組んでいます。個人が志向する働き方の実現や、公正で分かりやすい評価制度の整備を進めることで、社員のエンゲージメント向上を図っています。
- エンゲージメント
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- 働きがいのある職場環境
- 健康経営への取り組み
働きがいのある職場環境
働きがいのあるオフィス
社員のエンゲージメント向上の一環として、多目的スペースの活用に関するアンケートを実施し、社員の声を反映した「コミュニケーションラウンジ」を設置しました。一人での作業や打ち合わせ、チームカンファレンス、休憩など幅広い用途に利用できる環境を整備し、利用促進と社内交流の活性化を図っています。
有給休暇取得促進
毎週金曜日を在宅勤務奨励日とするほか、スライドワーク勤務制度の活用など、多様な働き方を支える各種制度を整備しています。また、2027年度までに年間12日以上の有給休暇取得者比率を80%以上とする目標を掲げ、有給休暇取得推奨日を設定するなど、計画的な休暇取得を促すための環境整備も進めています。
健康経営への取り組み
社員の心身の健康維持と働きやすさの向上を重要なテーマと位置づけ、各種施策を推進しています。定期健康診断の受診率100%の維持、特定健康診査・特定保健指導の実施率100%を目標に掲げるとともに、法定外・法定休日労働時間は平均10時間以下を維持しており、社員は健康的で持続可能な働き方を実現しています。これらの取り組みを踏まえ、2017年より2026年まで10年連続、健康経営優良法人の認定を取得しており、社内外から高い評価を得ています。