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2ヘッド仕様クラス最高の高速搭載と面積生産性を実現 「高速フレキシブルマウンタ LX-8」を新発売

JUKI株式会社(本社:東京都多摩市、以下「JUKI」)は、プリント基板への部品装着スピードを大幅に向上させ、生産性を大きく向上した「高速フレキシブルマウンタ LX-8」を8月8日から国内外で発売します。

当機は、幅広い部品種の装着ができる汎用性の高いマウンタです。電子部品を吸着する主要機構の「匠ヘッド*1」を2基搭載したことにより、装着スピードを2倍に向上しました。また、従来機よりもヘッドサイズをコンパクトにしたことにより、マウンタ外観サイズをほぼ変更せずに面積生産性を1.9倍に向上しました。

近年、5G(第5世代移動通信システム)やAIを活用した自動運転やロボットなど、お客様ニーズが益々高度化・多様化し、電子基板の実装現場においても、処理能力の高いマシンが求められています。
当機は、極小部品から65mm角までの様々な種類の部品を装着することができる汎用力の高いマウンタです。汎用力に加え、市場ニーズの高い面積生産性を向上させました。

LX-8は、主要機構の搭載ヘッドを「汎用力の高い“匠ヘッド”」と、「高速搭載を実現する“プラネットP20Sヘッド*2”」を、単体機の中でフレキシブルに入れ替えできる製品をコンセプトに開発を進めています。2つのヘッドの選択・組み合わせにより、高速高生産ライン、変種変量生産ライン、多品種少量ラインなど、生産品目に応じた、より細密で最適な生産ラインをオールマイティに構築できます。
今回は、先行して、匠ヘッド仕様の製品を発売しました。

LX-8は、実装統合システムソフトウェアJaNetsとの接続によりM2M(Machine to Machine)設備間連携も可能となり、生産状況のモニタリング、ストレージ管理、リモートサポートなど工場全体での生産効率の向上が可能です。

JUKIは、「JUKI Smart Solutions」をテーマに、多様な生産品目にフレキシブルに対応する実装ラインの構築や生産工程の自動化・効率化、製造業のDX化に貢献してまいります。

*1 匠ヘッド:当社呼称。インラインヘッドのこと。部品高さに合わせて認識センサが可変し、部品を吸着・搭載する際の動作ロスをなくした独自技術機構。
*2 プラネットP20Sヘッド:当社呼称。ロータリーヘッドのこと。回転方式で部品を吸着・搭載する機構。

製品名 発売日
高速フレキシブルマウンタ LX-8 2023年8月8日
高速フレキシブルマウンタ LX-8 (プラネットP20Sヘッド仕様) 来春発売予定
高速フレキシブルマウンタ LX-8 (匠ヘッド×プラネットP20Sヘッド仕様) 来春発売予定

   

LX-8「匠ヘッド」仕様の特長

1. 2ヘッドクラス最高の高速搭載と面積生産性の向上(当社装置比較)

搭載ヘッドを1基から2基構成に増やしたことにより、搭載スピードが2倍に向上しました。また、マウンタ外観サイズをほぼ変更せずに、ヘッドサイズをコンパクトにしたことにより、面積生産性を1.9倍に向上しました。
*1 約1.9倍:従来機 2.7㎡=47,000CPH、LX-8 2.9㎡=94,000CPH

2. 幅広い部品種に対応

部品サイズ0.3mm×0.15mm~65㎜角、または10mm×90㎜や50㎜×75㎜、部品高さ25mmまでの幅広い部品種に対応します。

3.フィーダ装着数が2ヘッドクラス最高(当社装置比較)

クラス最高の160 本のフィーダ装着数です。幅広い部品種を装着できるため、段取り替え時間の大幅短縮、生産準備の簡略化・効率化を実現します。

4. ユーザーインターフェースの使いやすさを追求したNew操作画面

直感で操作できる操作画面を搭載しました。縦型モニタを採用したスマホライクな操作感と全てのユーザーに配慮した配色・ダークテーマで、スタイリッシュなデザインに設計しました。さらにお客様自身で、優先度の高い機能をトップ画面に配置でき、多言語対応が可能な使いやすい次世代操作画面です。

5. 消費電力の見える化による省エネ意識改革

操作画面に消費電力を表示しているため、省エネ意識改革につながります。

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