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株式会社XTIAへの出資及び技術提携のお知らせ

株式会社XTIA(クティア)への出資及び技術提携のお知らせ
 ~JUKI(ジューキ)「外観検査機」における技術提携~

JUKI株式会社(本社:東京都多摩市、社長:清原晃、以下「JUKI」)は、株式会社XTIA(クティア)(東京都千代田区、社長:八木貴郎、以下「XTIA」)へ、2億円の出資を決定するとともに、XTIAの優れた技術をJUKIの外観検査機に取り込み、自動検査領域での事業拡大を図ります。

当社は、「プリント基板」を製造するための実装関連装置メーカーとして、自動化生産のソリューションに30年以上にわたる事業実績があります。プリント基板は、電化・エレクトロニクス・スマートフォンなど、あらゆる製品の重要部品の一つで、不良は製品の故障に即結び付きます。当社は、不良流出を防ぐため、カメラで撮像した画像を3次元、2次元で検査し、高速で処理する画像処理技術を有した外観検査機を製品化しています。
近年、広く製造業の現場ではインダストリー4.0の流れから、検査作業においても、人による目視検査を自動化するニーズが高まっており、当社は外観検査機を機械部品の検査用途にも広げ、事業領域の拡大に取り組んでいます。

画像処理技術を有し、製造ラインにおける検査の自動化を可能にするJUKIの外観検査機に、XTIAの持つ多波長かつ直進型レーザー技術を融合させることにより、さらに複雑な形状を検査できる世界で唯一の3次元ハイブリッド検査装置の製品化が可能になり、高い検査精度と速度が要求される車載部品のインラインでの検査など、精密部品の検査用途での活用を広げることができます。JUKIとXTIAは1年後の製品化に向け、技術面での融合をすでに進めています。

さらに、当社はものづくり力を生かし、製造業のお客様から、開発や製造を受託する「グループ事業」を2015年から展開しています。今回の出資により、XTIA製品の製造受託での協業も進める予定です。永年培った製造ノウハウや生産管理システムを活用し、今後益々の成長が期待できるXTIAの事業を製造面で支えます。

●株式会社XTIA (旧社名 株式会社光コム)について

XTIAは2002年に設立された東京工業大学発の技術ベンチャー企業。2008年に「光コム」の原理を計測器に応用し、2011年には、形状測定器の初期モデルを開発。2016年4月に、世界で初めて「光コム」を活用したインライン全数検査対応の非接触式三次元形状測定器の開発に成功。その技術は、多くの国内自動車メーカーの量産インラインにおける自動検査機として導入されている。

※JUKIとXTIA社の技術を融合させた「外観検査機」のプロトタイプを展示会に出展します。
「第31回 設計・製造ソリューション展」 2020年2月26日(水)~28日(金)
場所:幕張メッセ XTIA社ブース 9ホール ブースナンバー 51-44

ぜひ、お越しください。

【JUKIとXTIAの融合機、プロトタイプ】

当リリースに関する問合せ先

JUKIオートメーションシステムズ株式会社 検査・計測ソリューション部 井上 和彦  TEL:042-357-2293
JUKI株式会社 総務部 総務・広報・環境グループ 木村 康二    TEL:042-357-2398