フレキシブルマウンタ――「KE-2070・KE-2080」新発売
新型高速フレックスマウンタ「KE-2070/KE-2080」
JUKIが1987年に電子産業装置分野に参入したときから、電子業界の生産革新にマッチした独自のモジュラーマウンタの分野を新規開拓し、コストパフォーマンスの良さとマシンの信頼性の高さから世界を牽引しているメーカーとして成長してきました。とりわけ、「Economy、Easy、Expansion」を唱える弊社の「3Eコンセプト」が幅広くご支持いただいております。日進月歩のSMT業界において、JUKIのモジュラーマウンタは将来の技術革新にも通用する製品として、世界中のお客様にご愛顧いただき、現在ではSMT業界の主流モデルとなっており、お陰様で当社の累計販売実績も16,000台を上回ることができました。
このような世界中のお客様からの熱いご要望にお応えし、この度、JUKIは現行機種を更に進化させ、実装速度を大幅に向上させた最新鋭機「KE-2070/2080」の2機種を発売する運びとなりました。
高速チップマウンタKE-2050/KE-2050Rと高速汎用マウンタKE-2060/KE-2060Rの上位モデルとして、「高速チップマウンタKE-2070/高速汎用マウンタKE-2080」は中型マウンタとして「モジュラーコンセプト」を踏襲しつつ、多様化のニーズにパーフェクトに応える機能が組み込まれております。
“シンプル & クール”にデザインされた外観に実績のある高剛性フレームとロープロファイルボディをベースに±0.05mm (Cpk≧1)}(※1)を確保しつつ、信頼性も一層高めています。ヘッド部には新採用の6ノズル認識装置(LNC60)により、実装時間16,000CPH/CHIP(当社比 20%up)4,600CPH/IC(当社比 40%up)と大幅な生産性の向上を実現し、対象の部品も0402㎜サイズ(※2)~□33.5㎜サイズまでと、対応力の向上を図っております。 また、更なるオペレーションのVisual化を推進した簡単なプログラム作成・ 簡単段取りの操作に加え、従来機のノズル、フィーダ、データ、オプションユニットなどの継続使用可能な共通プラットフォームになっています。
表面実装機(マウンタ)のトレンドも完全にモジュラーマウンタに移り変わり、昨今ではマウンタと言えば、モジュラーマウンタを指すまでに一般化しております。このような中、最小限の投資で最大限の生産が行なえ、稼動率の高い生産ラインの構築が実現できる超フレキシブルNEWマシン―「高速チップマウンタKE-2070/高速汎用マウンタKE-2080」は、生産現場のあらゆる要求に最高のパフォーマンスでお応えします。
製品名 | 高速フレックスマウンタ KE-2070/2080 |
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主な特長
高速チップマウンタ KE-2070
- 16,000CPH : チップ(レーザー認識/IPC9850)
- 4,600CPH : IC(画像認識/MNVCオプション使用)
- マルチレーザーヘッド×1基(6ノズル)
- 0402チップ~33.5mm角部品
- 画像認識(MNVCオプション使用、反射式/透過式認識、ボール認識)
高速汎用マウンタ KE-2080
- 15,400CPH : チップ(レーザー認識/IPC9850)
- 1,850CPH : IC(画像認識/実効タクト)
4,860CPH : IC(画像認識/MNVCオプション使用) - マルチレーザーヘッド×1基(6ノズル)&高分解能ビジョン用ヘッド×1基(1ノズル)
- 0402チップ~74mm角部品、または50×150mm
- 画像認識(反射式/透過式認識、ボール認識、分割認識)
基本仕様
機種名 | チップ機 | 汎用機 | |
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KE-2070M | KE-2080M | ||
部品搭載速度(チップ) | 16,000CPH | 15,400CPH | |
部品装着数 (8mmテープ換算) | 最大80品種 | 最大80品種 | |
実装チップサイズ | 0402mmチップ~□33.5mm | 0402mmチップ~□50mm | |
質量 | 約1,530kg | 80本/台 (8mmテープフィーダ装着換算) |
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装置寸法 (本体部のみ) | 幅 | 1,300mm | 1,300mm |
奥行 | 1,393mm | 1,393mm | |
高さ | 1,455mm | 1,455mm |