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手挿入工程を自動化する異形部品挿入機「JM-100」 挿入速度向上と部品サイズを拡張し新発売

新製品情報

JUKIは、手挿入を自動化する異形部品挿入機の挿入速度の向上と、対応部品サイズを拡張した新製品「JM-100」を2018年10月29日より国内外で発売します。

異形部品挿入機は、電子基板を生産する工場において、表面実装の後工程で手作業にて行っているリード部品や大型異形部品などの挿入工程を自動化する装置です。JUKIは業界に先駆けて異形部品挿入機「JM-10」を2012年に発売以来、多くのお客様の手挿入工程の自動化を実現してまいりました。

新製品の「JM-100」は、挿入部品の高さに応じてレーザ認識センサの高さを可変する新機構“匠ヘッド”の採用で部品挿入時の動作ロスを低減させるとともに、部品を吸着・把持するノズルを6本から8本に増やすことにより、把持挿入速度が従来機対比で162%と大幅に向上しました。また匠ヘッドにより、対応可能な最大部品サイズ、最大部品高さも大きく拡張しています。さらに、挿入後の部品の浮き・抜けを防止する“クリンチユニット”と、高低差の大きい部品の正確な認識を可能とする新機能“3D画像認識”(オプション)も加わり、多様化する挿入部品への対応力の強化、自動化の対応領域拡大を図っています。
また、実装統合システム「JaNets」による生産進捗や稼動実績の見える化で、手挿入工程での生産性向上、品質向上を実現します。

JUKIは、後工程自動化の先行企業として、お客様がお困りの人手による手挿入工程のさらなる自動化の実現に向けた開発に取り組んでいます。今後も実装工場全体の生産性向上、自動化・省人化・効率化に向けた「JUKI Smart Solutions」をご提案し、お客様をサポートしてまいります。

JM-100

製品名 マルチタスクプラットフォーム JM-100
発売日 2018年10月29日

主な特長

新開発“匠ヘッド”搭載による高速挿入、部品サイズ拡張を実現

部品挿入速度は、吸着ノズル(吸着挿入)で、1部品あたり0.8秒から0.6秒に短縮(従来機対比133%の速度向上)、グリッパノズル(把持挿入)では、1.3秒から0.8秒に短縮(従来機対比162%の速度向上)し、従来機に比べ大幅に生産性が向上。クラス最高のタクトタイムを実現しました。

また、対応可能な最大部品サイズ、最大部品高さも大きく拡張し、自動化の対応領域が拡大しました。

生産効率、品質向上を実現するクリンチユニットを新開発

部品挿入後の浮き、抜け防止のために、基板の下から部品のリードを曲げるクリンチユニットを新開発しました。リードの内曲げ、外曲げ、N曲げに対応し、様々な用途で使うことができます。

幅広い挿入部品の高精度挿入を実現する3D画像認識機能(オプション)

3D基板外観検査機で採用している位相シフト方式の技術を応用し、部品全体を3次元で認識することにより、リードの先端をより正確に認識することができます。鏡面以外の部品や高低差が大きい部品、多ピンの挿入部品の認識も可能となり、幅広い挿入部品の高精度挿入を実現します。
※位相シフト方式:プロジェクターを活用して縞模様の光を部品に投影。その反射光をカメラで撮像し、光のズレから部品の高さを測定する方式

様々な挿入部品に対応する供給機やノズルを拡充(オプション)

テーピング部品、スティック部品、バラ部品、トレイ部品などに対応した部品供給機を取り揃え、多様な部品供給形態に合わせたカスタム供給装置にも対応可能です。また、より確実に挿入するために標準ノズル以外にも部品の形状に合わせたカスタムノズルの作成も可能です。

実装ソフトウェアJaNetsとの組み合わせで設備の見える化を実現(オプション)

製造工程全体をネットワークでつなぐJaNetsとも連携可能です。生産進捗や稼動実績の見える化で、手挿入工程での生産性向上、品質向上、管理情報の可視化を実現します。

 

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