LED基板の生産に特化した機能と性能を実現。LEDマウンタ[JX-300LED」を新発売

ＪＵＫＩは、LED基板の生産に適した機能・性能を盛り込んだLED専用マウンタ「JX-300LED」を４月１日より発売します。
LEDは照明機器や液晶テレビ・パソコンなどの 液晶バックライト などで使用され 、少エネルギー ・長寿命の利点から需要が急激に拡大しています。当社にはLEDを搭載するマウンタとして、エントリー機｢JX-100LED｣がありますが、当機は対応基板サイズを拡大し、さらに高速化を図った 新型マウンタです。

「JX-300LED」は、LED照明機器や中・大型液晶バックライト等の基板 生産において 要求の高い長手方向1200mmの 基板生産に 標準仕様で対応し、 オプションにより 業界最大級である 1500mm までの長尺基板 生産が 可能となりました 。（JX-100LED比33％～47％拡大）
また、液晶モニタのバックライト等における生産技術として近年拡大している 拡散レンズ 搭載に対しては 、独自のレーザセンサでボス*を 認識することにより、簡単に方向を認識でき 、高精度な拡散レンズ 搭載が可能です。
また、 基板搬送方法等の改善により、17％の搭載速度の向上を実現しました。

当社は、「JX-100LED」とあわせて、対応基板サイズを拡大し、より高速化を図った 当機で成長分野であるＬＥＤ基板生産向けの販売を拡大していきます。
＊ボス・・・搭載時の位置決めを確実に行うための拡散レンズ底面にある突起

主な特長

搭載速度の向上

複数回のクランプが必要な長尺 基板生産において 、基板の停止方式 を センサ制御からメカニカルストッパへ 変更するとともに、基板の固定方式を上面からのクランプ方式に変更した事 により、基板搬送時間を 短縮しました。 これらの改善により「JX-100LED」に対し17％の搭載速度の向上を実現しました（19,300CPH→27,100CPH）。

中型角チップLED部品は、18,200CPHでの搭載が可能です 。(12mmテープフィーダから3ノズル同時吸着を2回吸着し、6ノズル交互搭載の場合)

ＬＥＤ実装

対応基板サイズは、1回クランプで610mm×360mm、2回クランプで1200mm×360mm、3回クランプで1500 mm×360mmまで対応可能です。2回クランプの1200mm×360mmまでは標準仕様で対応可能です。
長尺基板で複数回クランプによる生産を行う場合、電極に印刷したはんだをBOCマークの代わりに使用することが可能です。(オプション)
トレイホルダ及びマトリクストレーサーバを使用することにより、拡散レンズ等のトレイ供給部品を効率的に供給することが可能です。(オプション)
基板サイズ1200mm×360mmの 生産が可能なマウンタとしては、シリーズ最高の省スペース化を実現しています。(外形寸法：1920mm×1393mm)

安心の操作性

GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を用いているので 、初心者 でも 理解しやすく、簡単に操作ができます。また、キーボードなしのタッチパネルのみでの操作も可能です。(オプション)
部品をレーザ 認識する方式により、データ作成時間を大幅に省略できるため、生産の垂直立ち上げが可能です。

優れたコストパフォーマンス

皮相電力3.0kVAで、省電力化に配慮した設計です。
ノズルやテープフィーダ、生産データは 従来機と互換性があり、資産を有効活用できます。

【 3E EVOLUTION について 】

1993年から弊社は、「3E」(EASY、ECONOMY、EXPANSION＝操作が簡単で、経済性に優れ、拡張性を持った製品を提供すること)を商品コンセプトに、お客様によりよい商品、サービスを提供するため努力して参りました。
2010年からこの｢3E｣を、“より”EASYに、“より”ECONOMYに、“より”EXPANSIONに進化させるべく、「3E EVOLUTION “進化”」を新たなコンセプトとして事業運営を図って参ります。

基本仕様

*1：長尺基板対応はオプションとなります。

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