LED基板などの超長尺８００ミリ基板に標準対応
低価格・コンパクトマウンタ「JX-100 LED」を発売

ＪＵＫＩ株式会社は、コンパクトな低価格入門機｢JX-100」に、LED実装に適した機能をプラスした「JX-100 LED」を4月1日より発売します。

今回、新発売します「JX-100 LED」は、省エネルギー光源として各方面で世界的に普及が急拡大しているLEDの中でも、特に長尺基板対応の実装機能を追加した製品です。

LEDを搭載した製品の最近の傾向として、大型液晶テレビのバックライトやLED蛍光灯などで長尺基板が多く採用されてきています。当機は業界でも屈指のコンパクトボディながら、基板サイズ最大800×360ミリに標準で対応することが出来ます。
また幅広い用途に併せて様々な形状の表面実装用のLEDチップが存在しますが、当社独自のレーザー認識技術に、LEDに適したアルゴリズムを新たに追加する事で、LED部品の認識力を高め、安定した搭載を実現しています。さらには、対象回路に照度の異なるLEDを搭載させないための「部品残数管理機能」を標準装備しています。

LEDは、ノートパソコンや大型液晶テレビのバックライトなどで普及が進むと共に、車載・屋内外照明器具などへの展開もすでに始まっています。特に中国は国家プロジェクトでLED普及を推進するなど、LED実装が中小規模の製造工場まで拡大すると予想されます。
当社は、新たな事業コンセプト「3E EVOLUTION」の下、「JX-100」をさらに進化させ、長尺LED基板に対応できる「JX-100 LED」の導入で全世界での販売拡大を図って参ります。

主な特長

LED実装に適した新機能

LED基板などの超長尺800ミリ基板に標準対応します。
LEDに適した部品認識アルゴリズムを新開発。あらゆるLED搭載に対応します。
対象回路に照度の異なるLEDを搭載させないための「部品残数管理機能」を標準装備しました。

優れたコストパフォーマンス

必要不可欠な機能に絞込むことにより低コストで高い生産性を実現しました。
小型軽量ながら19,300CPH（最適条件）の高速搭載が可能です。優れたスペース効率を発揮します。
ノズルやテープフィーダ、生産データは上級機種と互換性があり、資産を有効活用できます。

優れた汎用性

0603部品（0.6×0.3㎜サイズのチップ部品）から33.5㎜角の大型部品まで、一台で搭載できます。
基板搬送はストレート/Uターンの切替えが可能で、セル生産などのシンプルな生産方式・自由なレイアウトに対応できます。

高品質

レーザーセンサが搭載直前まで部品の吸着状態をモニタリングするため、部品落下や部品持ち帰り、チップ立ちなどを防止できます。
ベースフレームは一体化した鋳物を採用。振動特性・耐久性に優れており、高い搭載品質を支え、長期使用にも応えます。

安心の操作性

定評ある簡単なデータ作成により習熟時間も短縮でき、スムーズな導入ができます。
言語に依存しないフルグラフィックのタッチパネル画面で、マシン初心者でも簡単に操作できます。

【 3E EVOLUTION について 】

1993年から弊社は、「3E」(EASY、ECONOMY、EXPANSION＝操作が簡単で、経済性に優れ、拡張性を持った製品を提供すること)を商品コンセプトに、お客様によりよい商品、サービスを提供するため努力して参りました。
2010年からこの｢3E｣を、“より”EASYに、“より”ECONOMYに、“より”EXPANSIONに進化させるべく、「3E EVOLUTION “進化”」を新たなコンセプトとして事業運営を図って参ります。

基本仕様

*1: 2回送り時。1回送りの場合はMax.410mm×360ｍｍ

*2: 基板のX方向長さが630ｍｍを超える場合は9.0ｍｍとなります。

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