手作りワールド

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JUKIミシンからは離れられませんよ!
このミシンを買って、この先の私の道が明確になりました。

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お名前: 田平さん
お住まい: 北海道函館市
ミシン歴: 約40年

お客様の声
JUKIミシンからは離れられませんよ!
このミシンを買って、この先の私の道が明確になりました。

ソーイングを始めたきっかけは?

 高校卒業後、昼間は事務職として働きながら、夜間は洋裁学校に通っていました。手に職を付けたかったので、函館に戻ってからは、昼間の洋裁学校に1年間通いました。

 当時はオーダー服の洋裁店が多く、私は縫い子として2年ほど働きました。しかし、アパートを借りて一人で食べていくにはとても厳しく、挫折してしまいました。
洋裁は根っから好きなんですけど、不器用なものですから…。

 そのあと、すぐに結婚したので、子供の服を中心に作っていました。
女の子が一人いたので、スカートやワンピースなど作っていましたね。
その後は「裾の丈のお直し」など、身内や近所の人から頼まれては、よく引き受けていました。

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ミシンを買われた時の感想を教えてください

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 他社のロックミシンを使っていたのですが、使う度に糸が外れて、全然縫えなかったのです。あるミシン屋さんに修理をお願いしたものの「直せない」と言われました。

 三度目の正直で、越野ミシン商会さんに連絡して見てもらったら、親切丁寧に「どこが悪くて、なぜ直せないのか」を一から十まできちんと説明していただきました。

 やっと自分の中で直せない理由が納得できたので、ロックミシンを買い替える決断をしました。紹介してもらったのが、ロックミシンJUKIのMO-1000Mとずっと欲しかった職業用ミシンをSL-700EXでした。

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 このSL-700EXは、直線縫いがとても綺麗だったので、一番の購入の決め手となりました。
糸掛けもすぐできたので、軽い気持ちで使用できました。
使うことに、億劫になることなんて、全然なかったです。

 洋裁学校で使用しているミシンは、他社の直線専用ミシンで、上糸や下糸など都度調整をして毎回四苦八苦しています。今はJUKIの職業用ミシンにすっかり慣れてしまい、縫い目の糸調子もさほど調整しなくても綺麗に縫えます。

 SL-700EXの良さは、“ボビンの出し入れのしやすさ”や“縫い目が断然綺麗”という点を学校のミシンを使う度に実感しています。

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 糸の太さに合わせて、ボビンケースを使い分けています。
20番や30番の厚地を縫う時と60番の普通地用を縫う時とボビンケースを2つ持っています。
今まで16番の針までしか使ったことがなかったのですが、このミシンを買って初めて18番の針を使いました。

 以前は革を縫った時に縫い目が飛んで全然縫えませんでした。
しかし、このミシンは革も縫え、購入をきっかけにもっともっと革の素材にも挑戦してみたくなりました。
板のような厚みのある革でも縫えたので、本当ビックリしました。

 ロックミシンMO-1000Mもすごく気に入っています。
今、作っているパジャマの生地がすごくほつれやすいのですが、とても綺麗に始末してくれます。

どのようにソーイングを楽しんでいますか?

 3年前からまた洋裁教室に通い始めました。一から製図を引いて自分の思い通りの服を作りたいと思ったからです。
高校を卒業した後に通っていた洋裁学校では製図を習い、課題もこなして、一通り基礎は学びましたが、いざ一から作るとなるとひとりではできず、製図をマネすることしかできませんでした。

 洋裁教室では、自分がイメージしたデザインの製図を引いています。
なかなか思い通りにはいかず、まだまだ勉強中です。洋裁は、奥が深いですね。

 二十代の時に勉強したことを復習しつつ、また新たに勉強し直しています。
今まで自分で作った服を着たことがなかったので、作ったものを着てみて、その服が着やすいかどうかの研究をしています。
自分で試着してみて、それではじめて他人の洋服も作れるんじゃないかなって思っています。

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 このブラウスはお姑さんのために作りました。
お姑さんは指に力が入らなくなってしまったので、ボタンの開け閉めの代わりに、少し手を加えてマジックテープにしてあげて、
「ポケットが2つ欲しい」と言うので、両サイドにはポケットをつけました。

 袖にもこだわりがあって、カフスは嫌がるので、手元をゴムにし、
※1ラグランスリーブがいい」と言うので、切り替えを入れて腕を動かしやすくしてあげました。

※1ラグランスリーブ・・・襟ぐりから袖下に切り替えが入り,肩から続いた袖。

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95歳のおばあちゃんなので、背中も曲がっています。
※2タックを入れて、丈も長めにしてゆとりをもたせたデザインにしました。
まさにお姑さんの要望に応えた服ですね。

お店で販売している服は、流行の物だけを売っているので、お姑さんの要望がすべて揃った完璧な服は、どこのお店を探しても見つからないです。
「お年寄りの気に入った服がない!」と言われると、私の出番かなと思ってソーイングを楽しんでいます。

※2タック・・・身体に合わせるために,布地をつまんで折ったもの。

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 本を見てもしっくりくるものがないので、イメージしてスタイル画を描くと、具体的なデザイン画が見えてくるので、それから製図を引いて試行錯誤しています。
思い描いた形をイメージ通りにするのが、私の最終目標です!
この先もずっと洋裁をやろうと思っています。
お姑さんに作ってあげた服のように介護関係のおしゃれな服を作っていきたいですね。

 例えば、病院に行ったときにズボンを脱がなくてもいいようにサイドにファスナーを付けて、容易に開け閉めできるズボンがあれば“楽ちんでいいな”と思います。
簡単にファスナーを引き上げるだけで、膝の診察や治療ができるって、
いいですよね!

 腕が上がらない人は、後ろにファスナーのある服を着るのがとても大変だと聞くので、ちょっと手を加えて、簡単に着られるようなデザインにして、お手伝いをしてあげたいと思います。

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 今まで着ていたお気に入りの洋服を着せてあげたいので、そのようなデザインの要望や体の状態に合わせて、洋服のリメイクをしていこうと思います。
近くにモデルがいるので、まずはお姑さんの服から…。(笑)

 このミシンを買ったことで、この先の自分の道がはっきりと決まりました。どんどん道が開けていくような気がします。おかげで私の決意が固くなりました。
完成したときの達成感は、なによりも嬉しいですしね。

SL-700EXのどんな機能を使っていますか?

【厚物針板】

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 革のハギレが売っていて、ずっと欲しかったハサミ入れケースを作りました。
こんなに厚みのある革が縫えるなんて驚きですね。
もうビックリしました。

▼針板交換の動画はこちら

動画で見る使い方


【太糸テンション】

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 以前使用していた職業用ミシンは、20番の糸が全然縫えなかったんです。
ジーパンの裾上げを頼まれてもできずに困っていました。
このSL-700EXは、難なく縫えますね。

【スムース押え(厚物用)】

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 ハサミケースを縫う時にこの押えを使用しました。
すべりが良くて革でも押えが貼り付くことなくスムーズに縫えました。

【糸切りボタン】

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 最後にバチッと糸が切れるのはいいですね!
この音が大好きです。

【フロート機能(微量押え上げ)】

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 ベルベットの生地を裁断し、仮縫いしたまま億劫で縫っていませんでした。この機能があるのでこれからは安心です。たくさん使っていきたいですね。

【ボビンケース】

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 倒立するタイプのボビンケースは初めてでした。
つまみを開いて固定できるので出し入れもしやすく。
とても便利です。

【マグネット定規(オプション部品)】

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この定規があれば、まっすぐ縫えていいですね。

▼動画はこちら

動画で見る使い方

ソーイングを始めようとしている方へメッセージをお願いします

 まずは楽しみを覚えないと、
「作ろう!」という気持ちにはならないでしょうね。
何でも手に入る時代ですから・・・袋物も安く売っていますよね。
簡単な袋物から挑戦してもらいたいです。
とにかく楽しんで達成感を味わってもらいたいと思います。

 最近は、針すら持たない人もいますからね。
うちのお嫁さんも全然、針仕事はしていないのですが、
少しでもできるようになってもらいたいですね。
まずは身内から教えないと!(笑)
手縫いでもまずは針をもつことから始めて、手作りの楽しさを味わってもらいたいです。

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販売店からひとこと

 越野ミシン商会では、最新のコンピューターミシンから足踏みミシンまで直せるミシンは必ず直します!ミシンの故障の原因は、ほとんどが油切れや調整不足です。壊れてしまう前にメンテナンスすることをおススメしています。
ダメな部分があれば、バラして必ずどこが悪いのか一からきちんと説明します。

 函館市近郊、松前、江差、今金などへも出張いたします。
ミシンのことなら、お気軽にお問い合わせください。

電話:0138-27-6105

販売店:越野ミシン商会

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取材:2018年9月