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実際のミシンではどのようにして縫い目をつくるのか見てみましょう。 |
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ミシンではループに下糸を通すのに、釜と呼ばれる部品を使います。
工業用ミシンで使われている釜を例にとって、この働きを見てみましょう。
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釜は外釜(そとがま)、内釜(うちがま)、ボビンケース、ボビンに分かれています。外釜と内釜は回転できるように組み立てられています。 ボビンには下糸が巻かれて、ボビンケースに入り、内釜に取り付けられます。
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ミシンが布を縫うとき、内釜は回転しないように押さえられ、外釜がモーターの力で回転します。
釜には剣先(けんさき)と呼ばれる部分があり、この剣先が上糸のループの中に入ります。
剣先はだんだん太くなっていて、ループがこの部分を通ることでループの輪がどんどん大きくします。 |
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外釜と内釜の間には糸が通れるすき間があり、ループはこのすき間を通って内釜を一周します。 |
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このときにループの中を下糸が通ります。
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