新商品発売のご案内

2007年11月28日

世界初!! 『コーナーメス横方向切り込み位置電子制御』機構搭載
斜めポケット仕様 本縫自動玉縁縫機
APW-896

JUKIは、スーツやジャケット、パンツ等のデザイン性を高める斜めポケットのポケット口を自動縫製する、斜めポケット仕様 本縫自動玉縁縫機、APW-896を12月1日より発売開始致します。
当機は、優れた生産性と縫品質でご好評頂いております、APW-895の機能に加え、世界初の『コーナーメス横方向切り込み位置電子制御』機構と『コーナーメス左右個別昇降』機構を採用しました。
ポケットの玉縁の品質を決定する角部の形状はコーナーメスの切り込み量の正確さによる為、従来はメス位置の調整を四角とも慎重に行なわざるを得ず、時間と技術が要求されていましたが、このAPW-896では、これらの微調整がパネル操作のみで0.1mm単位の調整を可能にし、縫製品変更に伴う段取り時間を大幅に短縮することができます。
当社従来機のAPW-196Nのフルモデルチェンジで、生産性、縫品質、操作性、フレキシブル性を大幅にグレードアップした本縫自動玉縁縫機の秀英機です。

特長

生産性の向上

  • ダイレクトドライブ方式を採用した新設計の頭部は、最高回転数を従来機の2,500sti/minから3,000sti/minにアップしました。
  • 大押え移動速度、折り込み動作も高速化し、マシンタイムを短縮しました。マシンタイムは、業界最速の3.4秒を実現しました。
    条件:フラップ長さ150mm付け、縫目長さ2.5mm
    旧機種と比較して、斜めポケット縫では、バックタック縫で36%、コンデンス縫で21%の短縮となりました。

省電力設計

  • エネルギー消費の削減に取組み、経済性にも優れた省電力設計を実現。エネルギー伝達に優れたダイレクトドライブ方式を採用し、平均消費電力を60%削減、待機時の消費電力は90%削減しております。

縫品質の向上

  • 斜めポケット縫製の繊細な切り込み位置の調整が、世界初、特許出願中の「コーナーメス横方向切り込み位置電子制御機構」と「コーナーメス左右個別昇降機構」により、縫目に対するコーナーメス切り込み量の微調整が、縦・横方向ともに、工具を一切使用せず、パネル操作のみで行なえますので、玉縁角部の調整時間を大幅に短縮します。
  • 左フラップの角度自動検知機能を標準装備し、フラップの縫始め及び縫終り位置と、角部切り込み量・位置の自動補正を行なうことで、斜めフラップ付け縫製の縫品質と共に生産性が向上いたしました。
  • 左右の切り込み長さが異なる斜めポケット縫製の縫始め・縫終りの返し縫(バックタック縫)が、今まで左右の長さが異なっていましたが、バックタック長さ(運針)をそろえる機能が追加されましたので、返し縫時の縫品質が向上いたしました。

発売日

2007年12月1日

カタログ

>>APW-895,896 PDFカタログ

当リリースに関するお問い合わせ先

総合企画部広報・IR室 03-3480-1742
工業用ミシン事業部営業推進部 03-3480-2357