製品特長
縫製中の天秤負荷を監視
縫製中の天秤負荷を検知することで1針毎の縫い調子を監視でき ます。目飛びや単糸掛けなどが発生した時の天秤負荷を可視化し、 良否判定をサポートします。
縫製中の生地厚を監視
縫製前のセッティングミスを検知する機能に加え、縫製中にも1針毎 の生地厚を監視できます。縫製中の余分な生地の混入や生地噛みなどが発生した時の生地厚変化を可視化し、良否判定をサポートします。
縫製結果を保存
天秤負荷や生地厚の情報を蓄積します。製造工程における品質管理や、委託元への信頼性情報のバックアップとして活用が可能です。 また、FA*製品を使用することでデータをリアルタイムに表示できます。 *Factory Automationの略。生産工程の自動化を図るシステムの総称。
縫い始めの〈目飛びトラブル〉を軽減
〈SE-Stitch〉
短い残糸でも針からの糸抜けによる縫い始めの目飛びトラブルを軽減できます。縫い始めの<鳥の巣>を改善
〈SE-Trim〉
糸切り時の糸残り長さを一定の範囲で調整可能。
生地裏の糸長さを調整することで、鳥の巣を軽減します。
基本機能
ベストタッチの生地押え
中押えの新モーション制御により、薄物から厚物まで、多種多様な生地を最適に押えます。
各縫製方向に最適な糸締り
縫製方向による糸締りのばらつきを軽減し、品質向上につながります。
より速く、より美しく
世界最高クラス(2020年4月現在)の実縫製速度を実現。曲線も大きな縫い目も、速く美しく縫製します。
ポカヨケもミシンにおまかせ
生地の厚みをチェックし、縫う前にセッティングミスを発見します。
釜の給油タイミングをデジタル化し、給油忘れ、過剰給油を防止します。
優れた省エネ効果
新アーム・ベッド構造とXY送り制御の搭載により、低振動+低騒音=省エネを実現。
1針目から安定した糸絡みを実現
縫い始めに発生する生地のバタつきを限りなく少なくすることで、"糸絡み"を改善します。
縫い目異常を検知
縫い目異常(目飛び・糸切れ)を目視だけでなく、機械側で検知することで、良否判定をサポートします。
※全ての縫い目異常検知を保証するものではありません。 縫製条件によって、検知精度に影響する場合があります。中押えの高さ調整時間を短縮
縫製パターンに沿って中押えが生地全体の厚みを自動で測定し、縫製物に合わせた中押えの高さを調整します。
調整時間を削減し、
さらに一度行った調整を再現可能釜、中押え、糸切りのデジタル調整ができます。
ボビン交換用開閉窓
作業者がすべり板の下に潜り、ボビン交換が必要だった従来大型機種に比べ、Jシリーズではすべり板の開閉窓からボビンを簡単に交換できるため、作業者の負担が軽減します。
スペック
機種名 | PLK-J3020R-SE | ||
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縫い目形式 | 一本針本縫い | ||
使用釜 | 全回転2倍釜 | ||
使用針 | DP x 17 #18 | ||
最高縫い速度(注1) | 間欠送り2,300sti/min* 連続送り2,300sti/min* | ||
送り方式 | 間欠・連続送り(切り替え方式) | ||
縫い目長さ | 0.1-20.0mm (最小分解能0.1mm) | ||
最大針数 | 20,000針/パターン数 | ||
最大パターン数(注2) | 9,000 | ||
記憶媒体 | USBフラッシュメモリ | ||
外押え方式 | エアーシリンダー駆動 | ||
糸切れ検知,目飛び検知(注3) | オプション対応 | ||
外形寸法 | 幅1,200 x 奥1,144 x 高さ1,320 mm | ||
質量 | 190kg | ||
電源 | 200~240V 単相/三相 |
*sti/min はStitches per Minute(針/分)の略です。
(注1)縫製物の種類や押えの質量、縫い目長さなどにより、最高速度が出ない場合があります。
(注2)縫製パターンの針数などによって、最大パターン数が制限される場合があります。
(注3)全ての縫い目異常検知を保証するものではありません。縫製条件に合わせて必ず調整を行ってからご使用ください。