製品特長
高品質な合わせ縫い
異なるカーブの組合わせ、異素材の組合わせにも使用できます。
風合いのある合わせ縫いには、布端とノッチを合わせる作業を同時に行うことが要求されます。AE-200AはJUKI独自の技術により、この熟練を要する難工程を、経験の浅いオペレーターでも生地をセットするだけで簡単に縫製する事を可能としました。
最大10区間の独立したイセ込み・伸ばし制御が可能となり、複雑なカーブの組合わせでも安定した高品質な合わせ縫いが表現できます。
マニピュレーター装置は、アクティブプレッシャー(AP)*と回転の制御により、正確な合わせ縫いを可能にするJUKI独自の装置です。
*アクティブプレッシャー(AP)とは素材や仕様にあわせてマニピュレーターの圧力を上下別々に制御するJUKI独自の新機能です。(1パターン10区間の制御が可能です。)AE-200ALD(ピンタック仕様)
ピンタック装置(40088621)を取り付けることにより、等間隔で美しいピンタック縫いが行えます。
使用用途
紳士・婦人ジャケット・スカート等、背中心や脇の合わせ縫い等、多用途に使用できます。
簡単パネル操作
縫製データの入力はパネル操作で簡単設定。
縫製データの記憶は最大 99 パターン
すべての縫製データ設定、選択は操作パネルから入力できます。液晶表示部に各種項目をわかりやすいピクト(絵表示)で表示します。縫製データは最大99パターンまで記憶できます。
1 パターンには 10 分割までの区間設定が可能です。
それぞれの区間には針数、上下差動量、上下マニピュレーター圧力を数値で入力できます。サイクル縫製
左右の脇合わせ地縫い、背中心地縫い等、異なる工程をサイクル機能を使用することで連続縫製できます。
★1サイクル15パターンまで、最大20サイクル記憶可能です。生産性が大幅に向上します
オペレーターは生地をセットするだけ。
ミシンが縫い終りまで止まることなく自動的に生地端を揃えて合わせ縫いを行います。
婦人ジャケットの表地山袖縫いをAE-200Aと一般本縫いミシンで作業時間を比較したところ、半分の作業時間で縫製することができました。
基本機能
エアーブローテーブル
生地送りを補助するエアーブローを標準装備し、作業性を良くします。
下糸巻き装置
下糸交換時の作業性を向上させるため、主モーターカバー上部に糸巻き装置を装備しました。
手元スイッチ
スタート / 途中停止スイッチを手元に標準装備しています。生地をセットする手元にスイッチがあるので、オペレーターはレスポンスの良い作業が行なえます。
TBD方式*
タイミングベルト駆動方式を採用しましたので、駆動ロスのない速い縫い始めを実現しました。
*TBD は Timing Belt Drive の略です。
スペック
機種名 | AE-200ALA | AE-200ALD |
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用途 | 合わせ縫い仕様(中厚物用) | ピンタック仕様 |
頭部 | DLU-5498N-7(AE-200A専用頭部) | |
縫い速度 | 200~3,500sti/min* | |
最大縫い目長さ | 4mm | |
最大上送り量 | 8mm | |
最大押え上昇量 | 10mm | |
使用針 | DBx1(#11)#9~#18 | |
縫製条件 | (縫 い 代) 1~30mm (カーブ縫い) 100mmR以上 (枚 数) 2枚または1枚 |
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エアー圧 | 0.5MPa | |
電源/消費電力 | 三相200V/220W | |
機械寸法 | ||
完成品質量 | 135kg(フルオプション時) |
*sti/min はStitches per Minute(針/分)の略です。