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「高速ディスペンサ KD-2077」新発売

新製品情報

JUKIは電子部品実装用接着剤塗布装置の新製品
「高速ディスペンサ KD-2077」を発売

JUKI株式会社(社長 中村和之 東証一部上場)は、電子機器、家庭用電化製品などに内蔵されるプリント基板に電子部品を装着する表面実装において、接着剤塗布を行う産業用ロボットの新商品「高速ディスペンサKD-2077」を3月より全世界向けに発売いたしました。

JUKIは優れた拡張性と汎用性を持つ中型フレックスマウンタ「KEシリーズ」を1993年に発表して以来、中型マウンタによる3E(Easy(操作性), Economy(経済性), Expansion(拡張性))モジュラーコンセプトを一貫して提案して参りました。マウンタの前工程として接続されるディスペンサ「KDシリーズ」もその3Eコンセプトを踏襲、マウンタ同等の基本操作やラインコントロールが可能なことから長年多くのお客様にご愛顧頂いて参りました。そしてこの度、JUKIは信頼性と操作性をさらに高めた新製品を発売いたします。

新製品「KD-2077」は、安定性で定評のあるJUKIマウンタKEシリーズと共通設計の高剛性フレーム・ロープロファイルボディをベースに、0.1秒/ショット、±0.15mm(3σ)の高速塗布を実現。ヘッド部には3シリンジ対応の新設計ヘッド構造で高信頼性を確保しました。また、オペレーションのVisual化を推進した簡単なプログラム作成に加え、基板データや塗布位置データなどJUKIマシンとして共通プラットフォームになっております。さらに前機種ともニードルや生産データの互換性を有し、お客様の従来資産活用にも配慮しております。KD-2077は、JUKIマウンタとの組合せで稼動率の高い生産ラインの構築ができ、最小限の投資で最大限の投資効果が実現できる高速ディスペンサです。
尚、この「KD-2077」は、来るJISSO PROTEC 2008展(東京ビッグサイト=6/11~13)東1展示ホール1F-01において出品致します。

製品名 高速ディスペンサ KD-2077
出荷開始予定日 2008年3月1日

主な特長

高速化

3ヘッド標準装備、最適タクト0.1秒/ショット(36,000DPH※)の高速塗布を実現。
IN/OUTバッファのステッピングモーター駆動で搬送時間タクトアップ。

不良率低減

塗布動作時は基板を固定、また基板バックアップ部のモーター駆動化によりクランプ解除時の振動を防止することで塗布状態の維持が可能。
θ軸に高分解能ACサーボモーターを搭載、搭載精度を向上した。
安定した連続塗布を実現する標準装備(水頭差補正機能/塗布径確認装置/接着剤残量検知機能/3ヘッド独立温度調整機能)が充実。

汎用性向上

1-4打点の塗布が可能、1608チップ~アルミ電解コンデンサ、SOP、QFPと幅広く対応可能。
マウンタ同等の基板マーク認識用カメラ照明を標準搭載、基板・パターン種類によらず安定したマーク認識とバッドマーク認識が可能。

操作性向上

OSにWindows XPを採用し、グラフィック表示の充実によりユーザフレンドリーな操作性を実現。
日/英、日/中の二言語切換え対応。
JUKIマウンタと基板データ・搭載(塗布位置)データ共有でシームレスなプログラム作成が可能。
イーサーネット対応で、ネットワーク接続が可能。

コストパフォーマンス

ニードル・生産プログラムに従来装置との互換性を確保。資産の共有が可能でコストをセーブできる。

基本仕様

機種名 高速ディスペンサ
KD-2077
塗布タクト (最適条件時) 0.1秒/ショット (36,000 DPH※)
塗布精度 ±0.15 mm (3σ)
対応シリンジタイプ 30 cc
設定塗布角度 0~359°(1°単位)
対象基板寸法 (L×W) 410 × 360 mm(max)
50 × 30 mm(min)
質量 約1,400 kg
装置寸法 1,500 mm
奥行 1,393 mm
高さ 1,440 mm

※DPH=1時間当たりの塗布点数

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