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プロジェクトストーリー PROJECT STORY

PROJECT.02

ISM拡販によるソリューション提案

JUKIの新製品ISMシリーズは、99%自動化していない工程に自動化の切り口で提案できる製品だ。
画期的だが、その性質のために拡販が難しい製品でもある。
これまでのやり方が効かない状況で、新規の拡販経路を開拓できたその活動について聞く。

Y.F 営業センター第二部欧州・米州営業グループ所属 活動期間:約1年10ヶ月

 

ISM インテリジェントストレージ管理システム
部品在庫のインテリジェント管理を容易に行うとともに、部品の安全性も保障。大型リールにも柔軟に対応している。
さらにJEDECトレーを組み合わせて保管することが可能な製品

開拓者精神で新しい事にチャレンジしていく。

今回の活動概要は、新製品であるISMシリーズの拡販でした。
このシリーズは既存設備とは異質のものなので、今までの営業活動や提案内容では、拡販は難しい状況にありました。そこで、発想と営業スタイルを新たなステージにもっていく必要があったんです。
ISMは99%自動化していない工程に、自動化の切り口で提案できる製品です。画期的な製品ですが、自動化していない箇所への提案なので、どのようなお客様かイメージ自体がないところから始まりました。新規営業感覚での開拓活動です。

その中で、私は販社の発掘・社内調整・お客様への提案という役割を任されていました。切込み隊員です。最初は今までのやり方で活動していたのですが、あまり実績がでない状況でした。そのため、開拓者精神で新しい事にチャレンジしていこうと思い、4つの活動工程の見直しをしたんです。販売準備・営業活動・搬入方法・販売後の対応です。それが功を奏し、徐々に拡販へと繋げることができました。

とにかく、先へ先へのビジョンをもって。

結果的にはうまくいきましたが、最初の準備段階では苦労しました。
メーカーもお客様も、新規市場製品なので漠然とした導入イメージしかなかったんです。導入後にどこまでメリットをもって使用していただけるか、詳細までできていない状態でした。その部署に提案が必要なのかどうか、どんな資料を用意して、どんなプレゼンをしたら良いインパクトをもっていただけるか、毎日が勉強の日々でした。

そうするうちに、ISMのような新規市場製品は、早期PRと認知してもらうことが重要だとわかってきました。
展開している商品の他の分野での活用を考え、また、お客様の現在の運用だけでなく将来の運用にもどのようにマッチして提案できるかも意識していました。機能性能の提案ではなく、とにかく先へ先へのビジョンをもって、将来的なお客様の運用を考えたシステム提案を実施したことが、受け入れていただいた理由ではないかと思います。

ISMの内部。手動の作業工程に自動化の切り口を提案できる。

新しいトレンドを生み出す。

最終的に、マウンターでは攻略が難しい競合他社から新規大手顧客を得ることができ、新事業領域での売上拡大に繋がりました。
販売達成しましたが、達成感というより、これからへの好奇心が大きいです。この先どのように、新製品にかかわる商品群とユーザーをもっと広げていけるかという点ですね。最先端の内容の活動が魅力的で、面白味を感じています。新規市場製品は、これまでなかったものであれば、新しいトレンドを生み出すこともできるので、それが自信にもなり活力にもなっています。

常に新しい分野に目を向けることが役目

今回のプロセスは、日本市場では通用しましたが、グローバルに目を向けた時にも展開できるかがポイントです。海外では、文化の壁や考え方の違いや競合他社といった、さらに難しい状況・困難がたくさんあります。その国々の新しいニーズに対して、1つの会社だけではなく、いろんな会社と連携・コラボレーションし対応できるようにしていければと思います。

今後はクリエイティブなビジネススタイルを目標にしています。決められた枠内の提案・企画をするのではなく、違う業種ともコラボレーションし、ユーザー・パートナー・会社のニーズに応えていきたいです。市場や状況の変化の加速が著しいので、吸収力と発想力を常にもつことが必要とされます。
常に新しい分野に目を向けることが私の役目です。新しい事業領域拡大や商品展開、コラボレーションを意識しながら、会社に貢献していきたいと思います。

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