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株式会社 ヒルト 様

株式会社 ヒルト 様
ヒルト(中谷英男社長、神奈川県川崎市中原区)は、2012年8月に自社車両に居眠り運転警告装置「スリープバスター」を保有車46両全てに装備した。
お客様の商品を「安心」「安全」「確実」にお届けすることにより社会的責任を果たすことを使命とした同社は、「安全の確保は輸送の生命である」という認識に基づき、安全に対する投資を積極的に行なってきた。
今回、『事故の未然防止』を狙いとしてスリープバスターを導入し、社員教育にも徹底的に活用した結果、 『事故の未然防止』だけではなく、『差別化のための更なる輸送品質の向上』へ強い手ごたえを感じている。

輸送品質向上のための積極的な投資

 ヒルトでは、種類の異なる温度管理品を同時輸送できる2室式コンテナを採用し、効率的な運行へのお客様の期待に応えてきた。同社は、デジタルタコグラフを用いた急ブレーキ、急発進、速度オーバー、回転数オーバーのリアルタイムな把握により、輸送品質向上のための管理を徹底している。
 また、安全認定(Gマーク)によるトレーサビリティ確保、配送員の身だしなみから運転マナーまでの徹底指導など、配送員の教育にも力を入れてきた。こうした活動の中、配送員との面談の中で、デジタルタコグラフに基づく管理は、事故発生という観点では事前管理にはなるものの、ヒューマンエラー発生という観点では、結局は事後管理となってしまうため、更なる改善の余地がある、と常々考えていた。

事後管理からリアルタイム、ひいては予兆の管理に

 そのような中、業界紙で、配送員の体調の状況を把握・管理することができる装置としてスリープバスターを知り、2012年6月に試験的に1台を利用、効果を実感した上で8月に46車両全てに装備した。
 スリープバスターには、運行管理者がリアルタイムに情報を収集する機能がないため、スリープバスターの「喝」の情報は、リアルタイムでは、配送員の自己管理に委ねられる。また、スリープバスターは、『予兆』に対する警告を行うことから、導入当初は『予兆』による警告に対し、配送員からは「本当に性能は確かなのか」という疑問の声も上がった。
 こうした中で同社は、運行上のルールとして、「喝」が出た時には無線での報告を義務付け、配送員の自己管理から運行管理者下での管理へレベルアップを実現している。運行管理者は状況などを確認し、必要に応じ車両を停止しストレッチをさせるなど、運行管理者のためのリアルタイム情報という位置づけでの活用も行なっている。また、面談時にデジタルタコグラフによるデータと突合せることにより、本人の自覚と運転状況との整合がとれ、今では配送員の自己管理という面においても、”本人の自覚”と”予兆による警告”とのズレに対する疑問も払拭されている。

運行管理は事前の計画が大切

 同社では、配送員のみならず運行管理者もスリープバスターの情報を利用することで、より一層の効果を導き出せると判断。スリープバスターの購入と同時に、スリープバスター専用運行管理ソフト(商品名「ヒュータコ」)の試作版を導入した。これにより、運行中の疲労度合や眠気の発生状況を、ドライバーごとに時系列に捉えている。これらのデータをデジタルタコグラフ、ドライブレコーダーとも比較することで、眠気の発生場所や時間帯などを特定でき、きめ細かな指導や、ヒューマンエラーの発生しにくい運行計画を立案できるようになっている。

運転者自身の乗車前の取り組み姿勢の変化

 スリープバスター導入における期待効果として、①事故防止、②運転者の健康管理、③業務の効率化、④安全運転指導、を狙っていた。その中でも、他の安全運行管理システムの導入と比べて大幅に改善されたのが「②運転者の健康管理」と「④安全運転指導」である。
 同社は無線を活用したリアルタイムの管理と共に、『ヒュータコ』を使用した個別面談による改善指導を行っている。『喝』や『眠気』の発生頻度が多ければ、前日の睡眠の取り方や体調など、自身の健康管理まで話が及び、本人の自覚の高まりによって、運行中の『喝』『眠気』の発生自体が少なくなってきている。これは、運行前の健康状態管理水準が上がったことにより、運転中の入眠予兆の発生が抑えられたことを物語っている。
 「従来、ヒューマンエラー防止のための配送員の健康管理や安全運転指導は、本人の認識に依存することが多く、管理者として、ともすれば言いっ放しな所がありました。しかし、スリープバスターの情報は本人の自覚と一致することも多いことから、指導内容も形式的なものから、本人の乗車前の取り組み姿勢の見直しにまで変わってきており、安全運転指導による効果を実感しています。」と天野さん(同社、統括部長)は話す。
 「運送業は事故というリスクと背中合わせの業種であり、社員の命と家族、第三者を事故から守るために、運行管理機器に投資する価値がある」と認識してきた同社であるが、スリープバスターに関しては、「人の状態に関する情報を直接入手できる唯一の機器」であり、これを用いることで従業員教育の質の向上を実感されており、更なる輸送品質の向上、差別化に役立てられると評価している。

株式会社 ヒルト 様
設立
昭和29年2月
所在地
神奈川県川崎市中原区
代表者
代表取締役 中谷 英男
事業内容
食品輸送・一般貨物輸送 等
資本金
2,000万円
従業員数
70名(2015年3月現在)
車両数
57両(2015年3月現在)
導入機器
スリープバスター
導入時期
2012年8月
ホームページ
http://www.hilt.co.jp

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