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神田交通株式会社 様

神田交通株式会社 様
神田交通(井上蔚美 社長、神奈川県平塚市)は、2014年4月に大型バス車両ほぼ全てに「ドライブリズムマスター」合計23台を装備した。
健全な経営を通じて社会的役割を果たし、地域社会へ貢献することを使命とした同社では、早くからユニバーサルデザイン車両や、環境に配慮したCNGバスの導入を行ってきた。
今回、『運転手の自己管理力の向上』を狙いとしてドライブリズムマスターを導入し、社員教育にも反映させることで、”より安全より快適なおもてなし“を体現するドライバーに、体調管理からはじめる安全運行対策を浸透させている。

安全はタダでは手に入らない

 1985年に貸切バス事業へ参入してから、「あなたのために、みんなのために」という思いを込めた「YOU.BUS」ブランドで、複数種の車両を揃え、お客様の急な人数変更にも対応するなど、小回りの効くサービスにより同社は定評がある。また、新型車両を積極的に導入し、車両は10年で切り替えていることや、車両管理については、グループ会社である民間車検工場の株式会社井上自動車に、きめ細かく点検・整備を任せるなど、安全はタダでは手に入らないものとして、ハード面への投資、プロによる整備を積極的に行ってきた。

安全の見える化を推進

 そのような中、日本バス協会が推奨する、貸切バス事業者安全性評価認定制度「SAFETY BUS」マークを2013年9月に取得し、安全を立証するための様々な項目・指標をポイント化することで「安全の程度が見える化できた」(井上常務)。
 また見える化により、拘束時間、休憩時間、運転時間、連続運転時間については、改善基準告示より厳しい社内基準を設定していることや、法令で定められた以上の健康診断を行っていることなどが明確になった。
 これらを通じて、同社は、プロのドライバーとして活躍してもらうために、ベースとなる健康管理面から、労働環境を整えていることを明らかにすることができたという。
「YOU.BUS」ブランドバス外観 ドライブリズムマスターを装備した運転席

安全支援装置の装備とドライバーの自己管理力向上との両立

 現在は、神田交通の車両の点検、整備を行っている井上自動車であるが、創立は井上自動車の方が先である。実は、点検・整備による技術を通じて、自動車の安全・安心を普及させる手段として、旅客輸送業を起業されたという経緯がある。
 創業者である井上社長は「ともすれば、井上自動車は神田交通の点検・整備部門が独立したように見えるが、実際はその逆。表に出ていることとその裏にあるメッセージは別ものである時がある。特に、最近の安全支援装置については目的と手段を見誤りがち。安全装置に投資することで、安全力が高まっているように映っているが、かえってドライバーの自己管理力が低下しかねない」と、安全への投資と、運転手の自己管理力の向上の両立が難しいことを懸念されていた。
 最近、運転中の体調管理の必要性が問われているが、「運転中の体調は、運転前、或いは普段からの自己管理の結果」(同)であり、安全運行のためには、自己管理がベースにあり、常々、会社としても、自己管理をした成果をキチンと評価したいと考えていた。実際、同社では、運行前のアルコールチェッカーを用いた点呼については、チェックに引っかかることを咎めるのではなく、前の日にアルコールを控えるなど自己管理や努力をした結果、クリアしたことを評価する(褒める)ものと考えている。
 これと同様に、体調管理全般、特に、運転前の休息・睡眠に関して自己管理を意識させ、今日、体調が良いのは自己管理の成果であり、逆に、体調が悪いのは、前日の自己管理が悪かったから、と悟らせることができる一方で、体調が悪いときには、運転中の体調の変化を確認させることで、危険運転を回避させられる装置がないか、探していた。
 そのような中、スリープバスターの存在を知り、運転中の疲労度測定を通じた体調管理機能に重点が置かれているドライブリズムマスターを選択した。

プロのドライバーとしての自己管理力を高めさせたい

 乗客に判定結果が伝わらないように、ボリュームは最低(夜間はゼロ)にしているため、音声による覚醒機能は利用していない。したがって、自分の体調を客観的に知り、特に体調が悪くなった時に、躊躇することなく管理者に連絡をし、休憩をしてもらうという、ルールを設定している。
 なお、運用後、体調に起因する理由での連絡はなく、後日社長が運行履歴を確認し、運転中の体調が優れなかったドライバーに対して、直接話を聞くなどの声掛けのための材料としてドライブリズムマスターは利用されている。
 「前日に十分睡眠をとるなどの体調管理ができていれば、ドライブリズムマスターは、うんともすんとも言わないというものでよい。但し、食事を摂った後に仮眠をとったり、ちょっと体調がすぐれない時に休憩して体調を回復させた時など、ドライブリズムマスターが反応してくれることを通じて、運転中の体調管理が上手くできている、という風に捉えられるようになって欲しい」(同常務)。
 運転が好きでこの仕事に就いてもらっているのに、体調管理が上手くできてないことで、仕事を続けられなくなるような事態はお互いに避けたい。会社としても、安全性向上のための体調管理には、積極的に投資していく。従って、ドライバーの方には、体調管理はベースとして、運転技術やお客様との会話力などを高めることによって、お客様から高い評価を受けるようになって欲しい。ドライブリズムマスターは、そのベースを作る一助となると確信している。


神田交通株式会社 様
設立
昭和45年1月
所在地
神奈川県平塚市
代表者
代表取締役 井上蔚美(いのうえうつみ)
事業内容
一般乗用・一般貸切旅客運送 等
資本金
5,000万円
従業員数
110名
車両数
大型バス27、中型バス6、小型バス25両
導入機器
ドライブリズムマスター
導入時期
2014年4月
ホームページ
http://www.youbus.co.jp/

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