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海外拠点便り - カンボジア王国
海外拠点便り
カンボジア王国・プノンペン
「チャイナプラスワで期待も高まる」
カンボジア王国・プノンペン
 東京から香港を経由しプノンペンへ。とにかく暑い!気温は35℃前後。日差しが強くカラッとしている。
 首都プノンペンはカンボジアの文化、経済の中心地。町にはフランス植民地時代の綺麗な建造物が残り、王宮前のメコン川に沿った街並みは印象深い。街のいたるところにバイクがあふれ、観光客を乗せたモト・ドップと呼ばれるバイクタクシーも多く、観光客に陽気に声をかけてくる。
 乗らないと言っても簡単には引き下がらない。レストランから出てくるのを外で待ち構え、目が合うと笑顔を見せる。ここまでされるとつい乗ってもいいか、という気持ちになる。
 カンボジアには世界遺産に登録されているアンコール遺跡群があり、プノンペン市内にはアメリカ、オーストラリア、中国、台湾などからの観光客が多く、寺院や公園などでは写真をとるグループも見られる。

海外から進出した大規模工場
 カンボジアは、人口1340万人、主要産業は人口の34%が従事する農業だが、国内需要を満たすに過ぎず、外貨の獲得はもっぱら観光産業と縫製品の輸出に頼っている。
 プノンペン市内にある縫製企業はおよそ300社。多くの企業は台湾やシンガポール、香港などから進出した大規模な工場ばかりで、1,000人を超える企業も多い。これらの工場は輸出専門で、縫製業は国の輸出額の70%を超える重要産業でもある。

輸出先は米国を中心に小ロット化
 輸出先はアメリカが多く、労働環境も総じて良い工場が多い。昨年からの世界的な不況のあおりを受け、受注オーダーは前年から10%以上の減少。以前のような大ロットのオーダーは減りつつあり、多品種少量生産に切り替わり始めているという。
 08年7月に日カンボジア投資協定も発効し、チャイナプラスワンの一つとして日本企業からも注目を浴びてきた。
 このような状況の中、カンボジアでも工場のトップはコスト削減を目標に掲げ、生産システムの見直しや改善、生産性向上を意識している。
 10年前、日本の支援で設立されたカンボジアガーメント・トレーニングセンター(CGTC)があり、このトレーニングセンターの研修を修了し、工場の一線で活躍するスーパーバイザーも多く、彼らの活躍に期待したい。
(酒井将弘)

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