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知って得する縫いのヒント
ロックミシンの基礎知識シリーズ
各種装置とアタッチメント

ロックミシンには、さまざまな用途に合わせた装置、アタッチメントがあります。今回は、装置、アタッチメントの特徴をご紹介しましょう。
1. 空環糸切り装置

 ロックミシンの装置の中で多く装着されているのが空環糸切り装置です。糸切り装置にも工程、用途により特徴があります。

1.1 ワンタッチ式手動糸切り(T039)、自動糸切り(T040)
 空環糸切り装置の中では最も多く装着されているものです。糸切りメスが針板後にあり、メスが上から落ちてくることから、ギロチン式と呼ばれています。
 ワンタッチ式では、スイッチを押すことにより空環をカットし、自動式は、縫い始め、縫い終りをセンサーで感知して、設定した長さ(針数)で空環をカットします。スピンテープなども同時にカットできます。また、どちらのタイプもメス駆動を電磁式マグネットで行うので、駆動に必要な電源をミシン電源から取ることができ、エアー配管設備なども必要がないのでレイアウト変更も容易に行えます。

1.2 エアー式フラットカッター(T041)
 針板と平行にある空環吸込口から空環を吸込み糸切りを行います。インターロックミシンの2重環縫い側の糸がカットできることからインターロックミシンに装着されることが多い。

1.3 エアー式サイドカッター(T042)
 空環糸を押え後ろの側面でカットします。空環糸の残りが少なく、丸物の裾引き、サージングなどに適します。オーバーロックミシンに装着されることが多い。

* エアー式サイドカッター・フラットカッター共、エアーを利用して空環を吸引するので、空環吸込み装置の併用が必要になります。


2. 空環吸込み装置(ブロワー式・エアー式)

 空環吸込み装置は、空環糸きり装置と併用して使用します。

2.1 ブロワー式(MC-7A)
 ブロワーモーターを利用し空環の吸引を行います。エアー配管設備を必要としません。

2.2エアー式(MC-4・MC-5・MC-8・MC-24)
 圧縮エアーを利用し空環の吸引を行います。切り屑を同時に吸込みを、作業環境を向上させるタイプもあります。


3. 自動押え上げ装置(AK32・AK49・AK101)

 糸切りミシン同様にペダルを後ろへ踏み込むことにより押えを上げるタイプと糸切り後自動的に押えを上げるタイプがあり、どのタイプもオペレーターの作業を軽減します。自動押え上げ装置は、空環糸切り装置、空環吸込み装置と同時装着が可能なため、さらにオペレーターの作業を軽減させる装置です。


4. ひだ取り装置(S159・S160・S161・S162)

 メリヤス、薄物ニット、ジョーゼット・ブロード等布帛生地の連続/部分ひだ取りが行え、押えペダルに連動してひだ取り押えが開閉するタイプと手動レバーで開閉するタイプがあります。また、差動比を自由にコントロールできる膝差動装置が組み込まれ、部分ひだ取りも容易に行えます。
 ペダル連動式のインターロック用・オーバーロック用、手動レバー式のインターロック用・オーバーロック用があります。


5. 裾引き定規(L121・L123)

 メリヤス、ニット地の裾引き定規で、折り幅が安定し、均一な品質に縫い上がります。
 定規には、2種類のタイプがあり、簡素化されたタイプと、段部になると裾引き案内が必要量だけ移動し、目外れを防止するタイプがあります。


6. 布ガイド定規(H153・H154)

 スウィングタイプの布エッジガイド、生地端をガイドすることで均一な縫い上がりが得られます。


7. テープガイド(Q141)

 ニット製品の肩テープ付け工程等に最適です。テープ入れ押えと併用することで安定した仕上りが得られます。


8. バインダー(N077)

 ポケット袋縫い補強工程で、地縫い・テープ巻きを同時に行います。オーバーロックミシンの先メス機構が生かされ、身頃裁断を行いながらテープ巻きが行え、カーブ縫いも可能で、きれいな仕上りが得られます。

* ロックミシンの装置には、数多くの種類があり、その使用目的もさまざまです、今回ご紹介できなかった装置も多数ありますので、お近くの各営業所までお問合せ下さい。
ワンタッチ式手動糸切り(T039)、自動糸切り(T040)
空環糸切り装置,布検知センサー
フラットカッター
フラットカッター
フラットカッター
サイドカッター
エアー式空環吸込み装置
エアー式空環吸込み装置
ひだ取り装置
ひだ取り装置
裾引き定規
裾引き定規
四つ巻きバインダー
四つ巻きバインダー
縫製研究所 木村 雅彦

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