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インドでJUKI初の総合展示会(JUKI EXPO 2006)開催
●<チャイナ+1>期待の本格稼動

 昨年の輸入数量規制(クォータ)廃止以後、インドの繊維・アパレル産業は欧米向けを中心に輸出が大幅に伸びています。
 今後は輸出と共に内需も拡大するとみており、インド政府が業界と共同で策定した「2010年 繊維産業ビジョン」によれば、産業規模を現在の400億ドルから850億ドルへ、繊維・アパレルの輸出を170億ドルから400億ドルへ引き上げる計画となっています。
 このために輸入税の引き下げ、主要産業である綿花の生産性と品質の向上、繊維団地の設立などの計画を持っています。
 最近、日本では<チャイナ+1>としてベトナムやインドが注目されていますが、JUKIはインドに今後の販売拡大を期待して、各地で展示会を開催しました。
 この展示会は工業用ミシンだけではなく家庭用ミシンやチップマウンターなどの産業装置も含めたJUKI初の総合展であり、本年は以下の4ヶ所で開催しました。来訪者は各地とも2,000名から4,500名、4ヶ所で合計13,000名以上と多くの人が集まり、関心の高さを物語っています。

バンガロール 7月7日(金)~7月9日(日)
チェンナイ 8月18日(金)~8月19日(日)
デリー 9月8日(金)~9月10日(日)
ムンバイ 11月10日(金)~11月12日(日)

●活発な試縫いで実践的な展示会に

 工業用ミシンはシャツ/ブラウス、スーツ/ジャケット、ニット/ファンデーション、ジーンズ、厚物と各コーナーに分け40台以上のミシンを900~2,000㎡の会場に展示しました。
 セミナーもアタッチメントおよび生産管理のセミナーを開催。生産管理のセミナーでは立ち見の出るほどの盛況でした。
 また、縫製相談コーナーを設置しましたが、お客様は自社の生地を持参して実際にミシンで縫って確認するなど好評を博しました。
バンガロール受付風景 バンガロール開会式セレモニー。
バンガロール受付風景 バンガロール開会式セレモニー。
ムンバイでのアタッチメント講習会風景。 チェンナイで注目を集めたJUKI宣伝車。
チェンナイで注目を集めたJUKI宣伝車。
ムンバイ会場。アパレル工場主たちが真剣な表情で質問を繰り返していた。
ムンバイでのアタッチメント講習会風景。 ムンバイ会場。アパレル工場主たちが真剣な表情で質問を繰り返していた。
海外拠点便り
海外拠点便り インド
ジャイプール編

 インドの北部に位置するジャイプール。
 首都デリーから南西約300kmのこの地域はインドでも有数の宝石の集散地である。別名「ピンクシティー」と呼ばれ、最初に聞いたときはよからぬ事を想像したが、昔、インドの王族がこの地を訪れる度に、歓迎の意味で町中をピンクに染めたことが始まりといわれている。今でも街のほとんどの建物はピンク色。また、街のいたる所にピンク色の古い宮殿があり、中世の雰囲気を味わえるインド屈指の観光地でもある。
 そんな“ピンクシティー”ジャイプールに有名な遊園地がある。見ものはアトラクション。4m近くある竹竿を自分のお腹に刺し竹竿の天辺で回転している少年、ネタがばればれな手品、なぜか壺を頭の上に置きながら激しくおどるダンシングショー、そして乗馬ならぬ乗象など、全てが電力を必要としないエコロージーなアトラクションで構成されている。
 なかでもインドらしさを感じさせたのは大きな広場での槍踊り。原始人のような格好をして、槍を持っている係員から突然槍を渡され、踊れと指示される。インド人の多くは踊ることが非常に好きで、周りのインド人を見ると、皆楽しそうに槍を振りながら踊っている。私も旅の恥は掻き捨てとばかり周りの空気に身を任せて踊ってみると、童心に帰って意外と楽しかった。
 インドの遊園地は、訪れる人のほとんどが積極的にアトラクションに参加して楽しい雰囲気を作り上げている。これは日本ではあまり体感できないすばらしさだと思う。
 ジャイプールでもう1つ有名なのがプリント綿。インド生産量の大半をここで生産している。デザインはエスニックの雰囲気を残しながらもとても上品なもので、日本やヨーロッパからの注文が非常に多いという。
 繊維加工の産地でもあり、最近では縫製業が著しく伸びてきている。地域全体の縫製輸出の約4割が日本向けで、生産アイテムは婦人服の春夏物が主体。
 特に、エスニック風のデザインを多く生産している。生産管理面はこれからで、大手でも最近、分業を始めたばかりの企業が多い。
 「輸出量が年々拡大しており、生産量を維持するだけの人材が確保できないのが悩み」と話す輸出組合の会長は、現在、優秀な人材を養成する学校の設立を検討している。ジャイプールはインドの中でも今後の発展が期待できる地域である。

海外拠点便り インド
(土屋隆生)

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