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vol.216特集2
男女共学・実践的な教育----5コースで
新しい時代のファッションのプロを育成する
 
杉野服飾大学 学長補佐・主任教授 熊崎高道さん
熊崎高道さん
  • “杉野ドレメ”では杉野芳子から直接指導を得た生徒がちょうど60歳あたりになり、大きな世代交代の時期を迎えています。1961年に男女共学制のドレスメーカー養成科(修業年限2年)を開設しながらも、名称はドレスメーカー女学院のまま変わらず、やっと1988年にドレスメーカー学院へと変更されたことが象徴するように、現実の変化に対する対応の遅れが大きな課題となっていたようです。
  • こうしたことにたいして、1998年頃より大きな改革がすすめられ、杉野服飾大学、杉野服飾短大と名称を変更し、大学は服飾学部服飾学科に5コースを設けて、本格的なプロの育成を目指すという方向を定めています。
  • また、国際的な活躍の場を広げるために、海外の専門学校との提携も積極的に展開しています。それらは、

    1. 2000年4月、中国折江省工程学院と友好協定を結ぶ
    2. 2002年2月、イタリアのモデリスト養成校インスティテュート・カルロ・セコリ校と提携し、杉野服飾大学で「セコリゼミナール」を開設する
    3. 2002年3月、ロシアモスクワ国際繊維大学と日露友好交流協定を結ぶ
    4. ベルギーのアントワープにある国立大学である「王立芸術アカデミー」と客員教授の招聘や交換留学などの協定を結んでいる

    ……などの連携を深め、学生の留学も進めている。学生たちに、世界のプロの仕事と養成法を体験させようというもので、こうしたことが大きな効果をもたらす日も近いといえるでしょう。
杉野服飾大学02杉野服飾大学04
杉野服飾大学03杉野服飾大学05
  • セコリはいわずと知れたイタリアのファッション界を支えるNO.1のモデリストの育成校であり、アントワープの王立芸術アカデミーは17世紀に創立されたファインアートのさまざまな分野で多くの優秀な人材を輩出する名門校です。ここの卒業制作のデザインコンクールで日本人が優秀賞を獲得するなど、近年日本人の活躍も目を見張るものがあります。
  • お話を伺った熊崎先生は、自らもブランドを持ちショップを展開する現役のデザイナであり、パソコンを駆使したデジタルプリントなど、ITの先端技術を使って新しい分野を切り開いている第一人者として評価の高い方です。自らのデザイナーとしての、また、ショップ展開に当たってのノウハウなどを学生たちに伝授することを目指しています。そうした最新のノウハウを教えることでプロとしての心構えも教えたい……ということもねらいの一つのようです。
  • 「自分のための服飾から、第三者に発信するオシャレへ、ファッションデジタルデザインをテーマに、洋服作りから販売まで一貫したカリキュラムで、プロの世界で展開されている実践的な技術や知識を学ぶ。デジタル機器を駆使したデザイン、企画、制作を学び、これからの時代に通用するデザイナーやクリエイターを育成したい」というのが熊崎先生のねらいのようです。
杉野学園ホームページ⇒ http://www.sugino.ac.jp
アパレルソーイング用語集
熊崎高道さん編による「アパレルソーイング用語集」が2002年9月、チャネラーから刊行されました。
構成は、

1. 縫製用語
2. 衣料の部分・寸法用語
3. ミシン・針・糸の基礎知識
4. 本縫いミシンの知識
5. ロックミシンの使い方と調整
6. アパレルCADの基本とトレーニング
7. パターンメーキングのトレーニング
8. パソコンを活用したテキスタイルデザインと商品企画

からなる。
付録は、

1. よく使われるアパレル素材
2. 接着芯地の基礎知識
3. 知っておきたいコンピュータ用語

です。
熊崎高道さんの豊富な経験が集約された用語集です。
アパレルソーイング用語集

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