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あの人に聞きたい
上海工場は現地管理職の活用とインセンティブで
高い生産性を実現
 
ワタベウェディング㈱ 取締役国際本部長 島崎昌彦さん
島崎昌彦さん
  • ワタベ・ウェディングさんの名前の知名度は、年配の方よりも、若い人たちに圧倒的に高い。業務の内容が、海外挙式、貸衣装、ウェディングドレスの製造販売と若い人たちに関心の高い分野を専門としているためだ。
  • 海外挙式サービスでは、全世界10カ国、18拠点にネットワークを持ち、ハワイ、ミクロネシア、オセアニアでは11の自社運営の教会をもち、挙式サービスを行なっている。また、国内でも自社運営の挙式施設をもち、さまざまなスタイルの挙式サービスを行なっている。
  • 貸衣装では、結婚式や成人式、七五三ようなどにフォーマルな衣裳をレンタルしたり、洋式の結婚式での和服写真撮影、和式の結婚式でのドレス写真撮影など、貸し衣裳と同時に写真撮影のサービスも行なっている。
  • さらに、自社で使う貸衣装を始め販売用のイージーオーダーのドレス販売事業も行なっている。このうち、自社ではドレスを生産しており、タキシードなどは協力工場で生産を行なっている。ドレスの生産については海外展開も早く、1993年には中国に進出し、翌94年から本格的な生産を行なっている。
  • 挙式の営業活動や貸衣装、ドレスの販売……などは、国内の約40ヶ所にある自社店舗で行なっている。店舗にサンプル・ドレスを用意しておき、お客様のご来店で採寸し、貸衣装、製造の指示を出す。製造は約2週間、挙式というデッドラインがあるので、納期は厳守である。各店舗には約100のモデルサンプルを用意しているが、サイズ展開は約100サイズほどある。
  • 中国工場は独資の工場で上海にあり、社員は約520名。同社の工場運営の仕組みで特徴的なのは、非常に高い生産性を達成する独特の管理システムにある。工場では約420名が約10人ほどの班編成に分かれて丸縫いを行なうが、班内の仕事面での評価については班長に一任しているという。生産性を基準にした報奨制度が導入されているが、品質不良を出すとマイナス評価になるという中で、会社が班の成績を評価して報償を与えると、班の構成員への評価・報償は班長に一任するという仕組みがとられている。つまり、班長が報償をどのように分けるか、班長の裁量に任されているというわけである。班長は一人でとってしまうか、成績にしたがって構成員に分けるか……それらの報償の分配をすべて班長に委任しているというわけである。班の構成員に不満があって成績が悪くなれば、報償も減る……という自主管理、自らのリスクでの運営になっているのである。
  • 社員の中にはかなりたくさんの日本での研修を経験した高い技術を持った社員がいる。検品もこれらの人たちが行い、不良を早期に発見する仕組みになっている。上海工場では生産だけでなく最終検品まで行なっている。

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