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知って得する縫いのヒント

アタッチメントの技術<パイピングホルダーの問題>

本縫ミシンに巻き具を取り付けてパイピングを行うのにうまくいきません。どこに問題があるのでしょうか。
本縫いミシンにバインダーを取り付けて作業をするときに
1) ねじれる
2) パンクする
3) カーブでテープがはみ出す
など様々な問題が発生します。これらの問題を解決するにはどうしたらよいでしょうか。

原因1. パイピングテープと巻き具が合っていない。
●利用するパイピングテープに巻き具が合っていないと、縫製品質が得られない原因となります。

(1) パイピングテープの種類
 パイピングテープには市販のものと工場で作る場合に分けられます。
市販のパイピングテープ
市販の出来合いパイピングは玉サイズ(a)、テープ平坦部の幅(b)、テープ平坦部の厚さ(c)ともに各種のものがあります。
図1-1
工場でパイピングテープを作る場合
共生地をバイアスに裁断して芯に巻き込み、テープとして利用することが多いようです。
(2) 市販されている巻き具
 各種サイズのパイピングテープに対して、市販のパイピングアタッチメントの出口寸法(d)は通常2mmまたは3mmの芯紐に合わせて2種類に分かれていることが多いのですが、それ以外の市販パイピングテープの玉サイズと合わないことがよくあります。
図1-2
 また綿バイアステープを前提として制作されていることが多いため、工場で作られたテープには合わないこととなります。
 以上のようにパイピングテープと巻き具が合っていないと縫いズレ、ねじれ、パッカリングなどの問題が発生することになります。
(3) 巻き具の選択
   パイピングテープに合った巻き具を選択するにはパイピングテープの寸法a(玉サイズ)、b(平坦部の幅)、c(平坦部の厚さ)を正確に測定し、各寸法に合った巻き具を選択することが必要です。 特に、芯紐はφ2mmまたはφ3mmのいずれかであるかを測定し、基本的にはこの寸法に合った巻き具を選択することです。

原因2. 縫い仕様と押えが合っていない。
●巻き具とともに押えが不適切なために問題が発生していることも多いようです。

図2-1
(1) 押えの問題
 市販されているパイピング用押えにもいろいろなサイズがありますが、芯紐のサイズと合わない押えを使うと問題が発生します。
(2) 押えの選択
 押えは芯紐のサイズだけでなく、身頃の厚さも考慮して選択します。具体的には図3のように、パイピング縫いの時に身頃の生地が入ったときの寸法が押えの溝の大きさと合っているものを選択します。  芯部分の大きさよりも押え溝が大きいとテープが暴れ、玉の横に針が落ちずにばらついた縫い目となります。逆に芯部分に対して押えの溝が小さい場合は芯に抵抗がかかり、ねじれや縫いズレが起き易くなります。
図2-2

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