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vol.215特集2
品質第一で国内に残る工場になる
パソコンの工程分析でコスト管理も
 
松江ソーイング株式会社 代表取締役 西口俊英さん
  取締役 石倉直記さん
西口俊英さん石倉直記さん
  • 同社の特徴はなんといっても、「パソコンによる工程分析」です。富士通とともに開発したこのソフトは、国からの助成金も受けて、中小企業用の工程分析ソフトとして汎用化が進められています。現在は専門家も交えて、10名規模の工場用ソフト、50名規模の工場用ソフトの2種類の開発が進められています。
松江ソーイング株式会社03松江ソーイング株式会社02松江ソーイング株式会社01
  • 同社のソフト開発のベースとして使われたのが、弊社が発行する「縫製機械化便覧」で、この中で紹介されている工程分析のフローチャートが使われています。といってもこれは標準的なデータですから、実際に導入する際には、自社の製品にあわせてさまざまに手が加えられています。
  • ソフト導入の最大のメリットは、工数がつかめるので、工賃に説得力がつくと言うことかもしれません。この面では、計数管理がきちんとできることになるでしょう。
  • 同社が、新卒者を採用できる秘訣の一つに、高めの「給与」があります。これは、同社の重要な施策の一つでもありますが、得意先への仕事の指標の一つとして「小売店からの返品率が低い」ことを西口さんが非常に重視されていて、返品される製品が少ない=返品業務が削減される+デッドストックがない=余分なコストがかからない=品質の良さを工賃に反映してもらう……という流れが実現しているからと説明されています。
松江ソーイング株式会社04
  • 従来から、アパレル製品のコストを押し上げる要因として、売れ残りやデッドストックの存在がいわれていますが、西口さんの工場のケースは、デッドストックを削減すればコストが下がることを物語っていると言えるかもしれません。
  • また、同社では海外からの研修生を導入したり、中国での生産をしていませんが、それも、コスト的に厳密に考えると、果たしてどのくらいメリットがあるのか、わからないとおっしゃいます。研修生導入のための視察や採用にあたっての手間と交通費、寮の設置と管理の世話……などをコストで換算してみると、果たしてどのくらいコストが下がっているのかわからない。中国での生産も人件費分の費用とトランスポートや梱包、関税費用などを加味すると、それほどメリットはないのではないか……とおっしゃいます。現地素材を使う場合にはメリットはあるかも知れませんが、人件費だけを見れば、厳密な比較も必要かもしれません。
<お詫びと訂正>
①28ページ左中央
同社の成長に大きな役割を果たしているのが、旧JAVAグループを率いる細川会長との関係である。
と記述・・・”JAVAグループ”の間違いです。
②29ページの右下
●創業:昭和51年(1976年)
と記述・・・創業:昭和48年(1973年)の間違いです。

お詫びし、訂正させて頂きます。

ホームページ:http://www.web-sanin.co.jp/co/sewing/

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