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あの人に聞きたい
百貨店の婦人服売り場は価格から品質志向へと
移行しているようですが?
 
京王百貨店 百貨店事業本部
商品店舗政策部商品政策担当統括マネージャー 竹内浩介さん
百貨店の衣料品売り場が活気がないとよく言われる。そんな中にあって、京王百貨店の衣料品売り場が、健闘している。いったいその要因は何なのか?というのが、今回のインタビューの発端である。

同店は、村山慎一社長も「価格低減至上主義のような風潮はおかしい、きちんとした品質でそれなりの価格の商品ならお客様はきちんと評価してもらえる」というようなことを話されており、その意味では「価格以上に品質は重要」と確信をもって衣料品売り場の改革に取り組んできており、その成果が出始めているということのようだ。

同店の改革の基本は3つあるようだ。
1つは、数年前に組織変更があり、商品の開発と販売を分離したこと。これで、商品開発と販売が厳しく意見を叩かわせた結果が売り場に反映されるようになった。売れる/売れないの結果は健闘されて次の企画に反映される。こうしたプラン-ドゥ-シーのサイクルを機能させることで、それぞれの組織のするべきことと責任が明確になったということ。

2つめは、価格政策について。安ければいいという考え方ではない。あくまでも品質がベースで、品質に対して価格がどうかということが重要で、安いのではなく、価格対品質でみると買い得ということが大切であるということ。

3つめは、単なる商品、売り場……というレベルで考えるだけでなく、自社の立地などをベースにした特徴を踏まえ、百貨店全体の構成、各階の構成、売り場の構成、商品の品揃え……どれもきちんと練られているということ。

同店はミセスを、戦後のファッションの流れをすべて体験してきた人たちと位置付けて、それなりに洗練した選択眼を持っているとみている。50歳台といえば、中高生の頃にビートルズを同時代で体験し、VAN、JUN……などを着てきた人たちである。そういうファッションを身を持って実践してきたミセスは、これまでのミセスとは大きく異なる存在であることは間違いないようだ。

今後は、紡績などともタイアップし、UVカット商品なども開発していきたいとねらっている。同店の今後が楽しみである。

竹内浩介さん
京王百貨店 百貨店事業本部
商品店舗政策部商品政策担当
統括マネージャー 竹内浩介さん

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