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ポリエステルの活用で、衣料素材の再利用を図る
 
(株)エコログ・リサイクリング・ジャパン
(株)エコログ・リサイクリング・ジャパン
<世論がフォローの風となっている>
エコログ・リサイクリング・ジャパンはドイツのエコログ社の考えを基に提携しています。福山アパレルセンター社長の和田敏男さんが化学の技術的に明るいこともあり、1994年にスタートしました。「当初は総論賛成でも具体的に参加する企業は少なかった」(専務取締役谷本さん)が、最近は世論もフォローとなっているようです。
エコログ社は、素材などを担当する幹事会社の合議で運営されていますが、ポリエステル100%の衣料の生産を福山アパレル協同組合が、販売を(株)ワッツが担当しています。エコログ・リサイクリングシステムへの入会は、入会金100万円、年会費10万円です。現在会員会社は41社で、当面の目標はこれを100社に増やしたいとのことです。

<衣服は衣服でリサイクルしたい>
ペットボトルから衣服を作ることも話題となっていますが、エコログではリサイクルを繊維、衣服業界の中で考えたいとしています。おかげざまで、ここ数年、コンスタントに会員が増加しています。

<飽和ポリエステル>
エコログのリサイクリングシステムを完成するために、素材だけでなくポリエステル100%の副資材の開発も重要です。従来はポリエステル繊維段階では良い服の材料としてのみ考えていましたが、今ではこれをリサイクルしやすい素材として考ています。そのため同じポリエステルでも飽和ポリエステルを材料としており、付属品もリサイクルできるポリエステル製品としました。
アイリスがボタンの開発を、YKKが同じくファスナーの開発を担当しています。ファッション製品だけに、こうした副資材の開発も、今後のエコログの展開には重要なポイントです。
 
ハンガー

<リサイクル製品>

繊維から出来たペレットでの販売も行っていますが、これも原材料からの製造と同程度のコストで出来るようになっているようです。このほかにハンガー、断熱材、釦、ポリバケツなど可能性はさまざま。特にハンガーは従来ポリプロピレン製からポリエチレン製を利用する機運が生まれていると言います。

エコログ製品は、回収の点からもユニフォームなどに最適です。現在,セブン-イレブンなどの採用が決まっており、環境にやさしい衣料として、ISO14000の取得などを目指す企業に最適のユニフォーム材といえるでしょう。現在リサイクルされた衣料は福山にあるプラントで分解・再生され、ハンガーやゲームのタングラムなどに生まれ変わっていますが、グラスウール、植木鉢などへの活用も実用化されています。
 
ペレット

<リサイクル素材の拡大>
T/C、T/Wなど混紡の素材について拡大していく予定で、近くにある研究棟では酵素を使って綿混紡やウール混紡素材の溶解実験を行っています。既にプラント設備での実験となっていて、実用化も近いと思われます。

<各業界からの積極的な参加を>

婦人服業界からの参加がまだないのですが、スカートからはじめたいので趣旨に賛同される企業は是非ご参加下さいとのことです。

衣服でリサイクル
 

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