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あの人に聞きたい
どうしたら日本の工場が欧米市場へ進出できますか?
 
CSCソーイング講師/セコリジャパンスクール講師
五十嵐かつ代さん
五十嵐さんのお話は、約1時間におよびました。お忙しい中、大阪・茨木のCSCソーイングにお邪魔しましたが、非常に示唆に富むお話でした。残念ながら、紙面の都合で1/5くらいしかお伝えできませんでしたが、それでも五十嵐さんのおっしゃることはお分かりいただけると思います。

アパレルの現場で長い間、イタリアの服 を見てこられ、セコリスクールにも行かれた五十嵐さんだけに、日伊の利点と問題点を明確に示していただいたように思います。

日本の洋服 は、オーダーメードから出発している。だから、洋服 =フィット感や気安さ重視の観念が出来上がったのではないか……というお話には納得させられました。それと着物は融通無碍です。それを洋服 に求めるところもあるかもしれない……そんなことを取材しながら感じました。

五十嵐さんは、一級技能士で職業訓練指導員の資格をもち、CSCソーイング教室では、服作りの講習会も行なっています。

イタリアと日本の工場の違いについて、五十嵐さんは、「イタリアの工場やメーカーの企画ではいろいろな年代の人が働いているが、日本では若年層しかいない。それがデザイン、パターンに多様性がない原因ではないか」 と指摘されています。

日本のアパレル業界を向上させるには、「 ドレメや服飾学校の生徒は、服作りの現場を知らない。これを改善するために、インターンシップのように現場に入る機会を作れないものか。工場見学といっても、受け入れてくれる工場が限られてしまう」 ……とのおっしゃっています。このあたりのオープンさが業界の発展のカギかもしれません。


五十嵐かつ代さん
CSCソーイング講師/
セコリジャパンスクール講師
五十嵐かつ代さん

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