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特集 : インドネシア

特集 : インドネシア
JUKIを使う--それが"品質重視"のポリシー
OEM生産で、世界TOP10メーカーにブラを供給

PT. Honey Lady Utama:
TONNY PERMANA(方忠坤),
CEO
MARGARETH LIE PERMANA(李莉萍),
President Director
FERDINAND PERMANA(方寬哲),
Business Development Director

今では地域貢献活動などにも忙しいTonny Permana(方忠坤/CEO)氏と"Honey Lady"Margareth Lie Permana(李莉萍/President Director)氏、Ferdinand Permana(方寬哲/Director)氏。
今では地域貢献活動などにも忙しいTonny Permana(方忠坤/CEO)氏と"Honey Lady"Margareth Lie Permana(李莉萍/President Director)氏、Ferdinand Permana(方寬哲/Director)氏。

2008年も8%の成長率

 「このところの不況で、困っている会社もたくさんあるようですが、私たちは2008年度も約8%の成長を実現しています。それができたのは、ひとつは高品質と納期厳守、さらにファイナンスが安定していることが大きいと思います」と語るのは同社CEOのMr. TONNY PERMANA。最近は、会社の仕事だけでなく地域貢献などの活動に忙しい。
 「この時期、ロットが小さくなるなどバイヤーさんも苦しいはず。当社の場合、受注している相手は世界のTOP10企業に納品しているバイヤーさんですから不安はありませんが、それでも苦しい状況にあるはずです。そこで、バイヤーさんを支援させていただくために、価格面での協力なども提案させていただいています。」とMr. PERMANA。
 高品質、納期厳守とともにこうした対応が信頼を獲得し、不況の中でも成長を続けられるのだろう。成長の背景にはそれなりの努力があるのだ。
 同社が手掛けるのはブラジャーを中心に、パンツ、キャミソール…など、ランジェリー類で、生産枚数は年間23,000,000枚。主力のブラジャーが90%を占める。
 製品は100%輸出で、80%がアメリカ、20%がヨーロッパ。USA(Victoria Secret、JC Penny、Vassarette、Vanity Fair、Tommy Hilfiger、Kohl's)、CANADA(La Senza)、UK(Secret Possession)、FRANCE(Immoderate)、GERMANY(Isadora, Quentex)、SWEDEN(H&M)…など、世界のブランドに商品を提供する。


社員10人、ミシン5台、80m2の工場で
"Honey Lady"が生まれる


 今ではインドネシア最大のブラジャー工場に成長している同社も、1977年にスタートしたときは、小さな家内工場だ。
 Mr. TONNY PERMANAの出身地は北スマトラ。「家内(MARGARETH LIE PERMANA: President Director)とは子どものころからの知り合いで、家内はブラジャーを扱うお店をやっていて、ジャカルタの工場から商品を仕入れていました。一方、私の母親も自宅で細々と年配者用のブラジャーを生産していたのですが、その母親がなくなり、"どうしたらよいか"と周囲に相談したら、"自分で作ればよい"とアドバイスされて、ブラジャー作りをはじめました。自宅と兼用の80m2ほどのスペースで5台のミシンで10人でした。」とMr. TONNY PERMANA。
 ブラジャーの作り方も、縫い方も知らないので、毎日が勉強である。しかも、バイヤーに知り合いはないので、小売店を回っては直接注文をもらい、生産したものを買ってもらう…というやり方で、営業から生産、納品まで何でも手掛けた。やがて、注文をもらえるようになって、人手が足りなくなり、奥さんと結婚して工場を拡張して50人ほどの規模に拡張。そこでつけたブランドが"Honey Lady"である。
 やがて大口の受注をもらえるようになり、1985年には北ジャカルタに工場を建てて輸出も手がけるようになる。香港にいる叔父の紹介で、バイヤーさんを通じてVanity Fairの仕事を受注する。しばらく国内/輸出の両方を手がけていたが、1997年国内市場が政情不安で悪化したことを受けて、輸出専門に切り替えた。外貨獲得を政府から奨励されたというのも1つのきっかけである。


30名×145ライン
ロットは5,000~600,000枚


 現在は、工場をジャカルタとセマランの2か所に持っており、高級品をジャカルタで、セマランでは量産ものを生産している。1ラインは30人で編成されており、ジャカルタ工場85ライン、セマラン工場60ラインの計145ラインが稼働している。従業員数は6500名。ミシンが5000台で、ラインに投入されている台数は4350台。650台のミシンが、デザインによって使用されるいわば予備設備である。
 薄物ランジェリーだけに、本縫ミシンに加えて、ロックミシン、飾り縫ミシンが多く、ほぼ100%JUKIミシン。生産ロットは、5,000枚から大きなものでは600,000枚まで。大きなロットになると、オーダーに合わせた専用ラインで対応し、現在は、約40%が専用ラインとなっている。


ドメスティック市場への進出も視野に

 業績は好調だが、人件費が年々上がっていることで、ジャカルタなどでも、この5年間で約25%上昇し、75万Rpが、100万Rpになっているという。今後、継続的に受注につなげるには、楽観は許されない。輸出市場である程度のシェアを獲得したところで、次なる目標は…「そうですね、かつて国内市場に販売していましたが、もう一度、国内市場を検討してみる価値もあるかと思っています。」とMrs.PERMANA。
 「Honey Lady独自のブランドで展開する、現在OEMで生産しているブランドを販売展開する…などいろいろなアイデアはある」とFERDINAND PERMANA(Business Development Director)。小売での店舗展開は、元々経験がないわけではないので、大いに楽しみだ。
 インドネシアの高級ブラジャー市場は、約1,000万枚と見積もられており、世界TOP10の品質・デザインで市場に投入すればそれなりの成果は期待できるだろう。今後を大いに期待したい。
工場は白のタイル張りで汚れが目立つように設計されている。常に清掃を心がけて清潔できれいに保たれている。それが高品質の元だ。

工場は白のタイル張りで汚れが目立つように設計されている。常に清掃を心がけて清潔できれいに保たれている。それが高品質の元だ。
工場は白のタイル張りで汚れが目立つように設計されている。常に清掃を心がけて清潔できれいに保たれている。それが高品質の元だ。

さまざまなJUKI製品が使われている。
一本針本縫自動糸切りミシンDDL-8700-7
一本針本縫自動糸切りミシンDDL-8700-7

高速電子閂止めミシンLK-1900AFS
高速電子閂止めミシンLK-1900AFS

高速1本針本縫千鳥縫ミシン(2点4点切り替え機能付き) LZ-2284N
高速1本針本縫千鳥縫ミシン(2点4点切り替え機能付き) LZ-2284N

単糸環縫ボタン付けミシンMB-377NS
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