「高級アジア市場と高付加価値生産の可能性」パネルディスカッションが開かれました
2008年12月2日国際ファッションセンター12F・東京都立産業技術センター実習室を会場に「高級アジア市場と高付加価値生産の可能性」についてのパネルディスカッションが開かれました。
パネリストは
松岡信行氏(株式会社ダイドーリミテッド経営企画室部長)
近藤繁樹氏(エコテック・ジャパン株式会社代表取締役)
本多徹氏(株式会社アパレル工業新聞社代表取締役主幹)の3氏、
コーディネーターは
坂口昌章氏(有限会社シナジープランニング代表取締役、東レ経営研究所客員研究員)。 |
| 坂口氏) |
この10年、日本は安価な衣服を指向したのに対し、中国人は日本に来て高い洋服を買って行く、日本は接客が良く本物との事。この10年をどうとらえていますか? |
| 本多氏) |
経済産業省の2007年速報から見ると1990年に比較し衣服の企業数は32%、従業員数は31%減少した。しかも工場の現場は中国人研修生に依存している。アパレル(製造販売)企業はアウトソーシングでパターンも外部に依存するなどで本来の機能が弱まった10年ともいえるのでは。 |
| 松岡氏) |
ニュ―ヨーカーはこの10年で生産基地を中国に移動した。我々はスーツの技術を欧州から学んだ、その技術を中国に伝承したことになる。一般には中国人は定着率が悪いが、CSMの認証取得の中で今は日本人も中国人も同じメンタリティで仕事をしている。 |
| 近藤氏) |
スイスは横断歩道の端に立つと車が止まるほど秩序がある国。オランダで輸入子供服が通関で差し止めになった、原因は発癌物質が染料に使われていた事。このような事故で最も困るのは誰か?それは輸入した小売業者です。消費者は水際で守られ困らない。今、欧州の有力な小売業者はサプライヤーに対して環境にやさしいなどの条件を課している。この10年、企業の社会的責任は大きく注目されるようになった。日本はどうだろうか?日本のバイヤーはサプライヤーが誰なのか?残業未払いのない正しい経営をしている工場の製品なのか?には関心がない。 |
| 坂口氏) |
10年で見ると衣服の原価率は下がっている。以前の日本の原価率は35-40%、30%をめざしていた。現在は中国製のものでは20%をきるものもあるという、しかも価格が安い。消費者は衣料品の価格が下がった恩恵を受けているのか?それとも、安物(粗悪品)を買わされているのか?現実は流通コストが高くなっているのではないか? |
| 近藤氏) |
価格と品質が衣服の場合は一致しない、靴は価格と品質が一致している。 |
| 坂口氏) |
109系のファッションは若い経験のない人たちが動かしている。徹夜もして対応している。一方ものづくりがわかっている人たちの作るものは売れず製品はダサい。また業界の会合の出席者も男で年寄りだ。欧米ではライフスタイルがファッションというような人が出てくる。中国人から見て日本人は憧れの的にはならないという。先般のJFWで初めて中国人デザイナー参加した。モデルの選定では「背が高い」「ヨーロッパの正統的」なモデルを要求したが、日本にいる外人モデルは姿勢が悪い、少し悪で正統的な雰囲気がない。中国の工場では「日本向けの安物はやめ、中国国内向けの高級品を作ろう」といった声も聞かれる。 |
| 本多氏) |
1995年小豆島で業界の将来を話し合った。それで、イタリアから先生を招き、セコリセミナーを始めた。受講生は個人参加のパターンナーが多かった。業界は縮小しているが、まだまだ優秀なパターンナーは残っている。10年間は失われたことも多いが残っている事もある。クリエーションをはぐくむ構造が大切ではないか。プロが行ける学校が日本には見当たらない。 |
| 松岡氏) |
上海にショップを開設したとき、来店した客が「1万元以下の服は着たことがない、この店には買う物がない…」というか客がいた。プライスの検討も必要と話し合った。 |
ディスカッションでは、現在の現状認識から、食品などと同様にトレーサビリティの重要性が注目され、今後は高くても良いものを求められるのではないか、また日本だけでなくアジア市場の高級品需要増をとらえた生産戦略の必要性があるのでは、との議論に。「浮世絵展があった、日本文化の展示会だ、しかし出展者は欧州〔所有者〕からの出展である。」日本のよさを顕在化し、連携し、元気を出す、これが必要である。といった意見も出て予定時間となりました。 |
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日本モデリスト協会第8回技術研修会「きょう1日、職人体験」のご案内
第8回を迎える日本モデリスト協会技術研修会は、これまでの研修会スタイルを大きく変え、「パターンと縫製のマッチング」という本協会のキーワードの元に「モデリストの引き出し」(JNMAニュース連載記事)から3つの内容を選択し、各々3つの部位のパターンと部分縫製の「実技体験」を実施します。
| 日時: |
2008年11月29日(土)
午後1時~5時、午後5時半~7時(懇談会) |
| 会場: |
文化服装学院・生産管理実習室(B-011教室) |
| 参加費: |
正会員¥8,000、協力会員\8,000、一般会員\10,000、学生\3,000(学生会費は懇親会費を含まず) |
| 内容: |
PART-1温故知新・揉み玉ポケットと松葉閂
PART-2小パーツなのに曲者・フラップ作り
PART-3折り紙感覚の発想・マシンメイドの額縁 |
| 持ち物: |
指ヌキ、縫い針(メリケン8~9番)、目打ち、筆記用具等
(裁断品等の準備の都合により11月17日までに申し込みをお願いいたします) |
日本モデリスト協会
http://www.ifashion.co.jp/jnma/
研修会申し込みはこちら
http://www.ifashion.co.jp/jnma/notification/081015-tech_seminar.html |
IFIビジネス・スクール特別講座・プログラムのご案内
(2) 特別プログラム「ライフスタイルの新しいステージ」
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| 期間: |
11月13日・20日・12月4日・18日・1月8日・22日・2月5日(毎回木曜日、全7回) |
| 時間: |
午後6:30~午後8:30 |
| 対象者: |
ファッション、食品、住宅地、消費財、サービス、流通など、生活全般に関わるお仕事に携わっている方 |
| 受講料: |
52,500円(消費税込) |
| 定員: |
20名(お席が残りわずかとなりました。ご興味のある方は、お早めにお問い合わせください。) |
| URL: |
http://www.ifi.or.jp/school/bosyu/lifestyle2008b.html |
「アパレル生産企業の管理者セミナー」が開催されました
「アパレル工場生き残りのためのアプローチ~変種変量セミナー~」がJUKI縫製研究所の主催により2008年7月29日(火)から8月1日(金)までJUKI大田原工場にて開催されました。
セミナーは毎年、3泊4日の合宿形式で行われ、今回は国内、海外から定員を上回る募集があり、生産を担当する方はもちろん、業界からさまざまな参加者が集まりました。
セミナーは実習がメインで行われ、工場管理の基礎手法の説明や生産システム、変種変量生産への対応など、参加者は真剣に取り組まれていました。また、JUKI大田原工場の見学では独自のデジタルセル生産方式に関心が集まりました。
前回同様、参加者同士のコミュニケーションや情報交換が活発に行われました。 |
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実践女子大学の学生さんがソーイングセンターを見学されました
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2008年8月4日、実践女子大学生活環境学科の学生さんが「アパレル生産論」の授業の一環として東京・調布のJUKI本社ソーイングセンターを見学されました。見学会では、縫製研究所石橋所長による業界動向などの講義、そして各種の工業用ミシン、アタッチメントの見学、工場での量産品がどのような設備で、またどのような仕組みで生産されているのか学ばれました。 |
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特別セミナー「イタリア式製品ブランドの育て方」のご案内
財団法人日伊協会が主催する特別セミナー「イタリア式製品ブランドの育て方」が7月3日(木)13:00~18:30、イタリア文化会館にて行われます。
講師には名車フェラーリの設計で知られる工業デザイナー奥山清行氏ら実践的専門家を迎え、ケーススタディとして日本発ブランドで成功しているイビサ社を取り上げます。
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| 名称: |
イタリア式製品ブランドの育て方 |

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| 会期: |
2008年7月3日(木)
13:00~18:30 |
| 会場: |
九段・イタリア文化会館
(半蔵門線、東西線九段下駅下車、徒歩10分) |
| 講師: |
奥山清行(デザイナー、KEN OKUYAMA DESIGN CEO)
片平秀貴(丸の内ブランドフォーラム代表、前東大教授)
吉田茂(イビサ社会長)
小林元(元東レ経営研究所特別研究員、日伊協会評議員) |
| 参加費: |
日伊協会会員、受講生、イタリア文化会館受講生 |
… 5,000円 |
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一般
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… 6,000円 |
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奥山清行著『伝統の逆襲-日本の技が世界ブランドになる日』
小林元著『イタリア式ブランドビジネスの育て方』
を差し上げます。 |
| 主催: |
日伊協会、イタリア文化会館 |
| 共催: |
ジェトロ、日本経済新聞社、イタリア貿易振興会 |
| URL: |
日伊協会ホームページ
http://www.aigtokyo.or.jp/ |
「アパレル生産企業の管理者セミナー」の受付を終了しました
国際ファッションセンター主催のイイツー塾(全7回)のお知らせ
FRONTIER×KFCセミナー(4・18)「合同展示会から見る今後のマーケット」
セミナーFRONTIER×KFCセミナー(4・18)が2008年4月18日(金)に国際ファッションセンター(東京・墨田)で行われました。講師はカジュアルウェアやファッショングッズの合同展示会フロンティアを定期的に開催している有限会社ロックオンの代表取締役吉岡孝司さん。
「フロンティアは92年ごろから展示会を始めたが、最初の展示会では3日間で来場者が60名と散々であった。しかしながら展示会は商談の場であり、自分達のやりたいことを進めると言うことでやってきた。特に新規の顧客獲得主体で小間も広く取っている。年間5回開催しているがこれは即納期中型。たとえば1月末の展示会は春夏物で3月納品の春休み商戦を、4月展はGW商戦を狙っている。現在、各種の展示会が行われているが、それぞれ特徴があり、それを良く知って参加することが大切と思われる。
最近若いお客さんの行動が変化してきている。一言で言うと"お得な買い物"。たとえば現金で買うよりもモバイルでオーダーしたほうが安ければそこに商品があってもモバイルでオーダーする。OEMならブランドにこだわらず製造元で買う、都心は情報仕入れで実際の購買は少し待って郊外で買う、など。
渋谷・原宿は通りにより性格が違うが、裏原宿はすでに大手資本の商業地となってしまった。若いクリエーターの町は下北沢にまだ残っている。こういった人たちを応援したい。また、東南アジアを中心とした海外への展開も進めている。特に香港は日本の影響が強く、価格と流行が合ってきている」
などといろいろ示唆に富む話が聞かれました。 |
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JATRA第7回アパレル工業技術セミナーが開催されます
| 1.JATRA技術セミナー 第7回アパレル工業技術セミナー |
| 期日: |
2008年5月12日(月曜日)
13時30分~16時40分(13時10分開場) |
| 場所: |
江戸東京博物館 会議室 |
| 講演: |
| 1. |
『毛芯材料の基礎知識』毛芯の紡績・織布・整理・検反 |
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東海サーモ株式会社 取締役 開発部長 棚瀬勉氏 |
| 2. |
『作り芯の基礎知識』作り芯の種類とその役目 |
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アゼアス株式会社 第三事業部 メンズカジュアル部 加藤公平氏 |
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| URL: |
http://www.jat-ra.com/seminar.html |