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スキーウェアのボタン穴カガリでの油汚れ対策

1本針本縫ボタン穴かがりミシンでスキーウエアのボタンホールをおこなったところ、縫い目のまわりに油汚れが発生しました。織糸に沿って広がっているため、地糸切れのように見えます。対策を教えて下さい。


原因

 
 

このケースでは、ごく微量の油を付けたテストでも、横地方向に油跡が広がるのを確認できました。ミシンの釜油が縫い糸を通じ布地に染みることが原因のようです。

 

対策

 

 

釜油を使用する以上、油じみの発生はさけられませんが、これを最小に防ぐために以下のような対策をおすすめします。

 

  1. 油量調節ネジの付いている油芯(図表1)を取り除く。
    あるいは、オイルパンのオイルに触れぬよう折り曲げる。試縫を十分にして、油芯にしみこんだオイルを極力取り除く。

  2. きれいなミシンオイル(JUKI純正オイルNO.2)などの潤滑剤を釜面にうすく塗布する。

<以上の対策でかなりの効果が得られるはずです。
ご質問のような布地を縫製する場合、油芯を取り除き釜油量を0とすれば油じみを防ぐことができますが、この場合、釜の異常摩擦により危険ですので、ミシンの稼働状況に十分注意してください。
(1日1回以上の手差し注油をおこない、稼働時間を抑え、通常よりも低い回転数でご使用ください。)

注)除去された油芯は元に戻せません。関連するパーツごと交換することになりますので、ミシン屋さんなどにご相談の上、実施してください。


図表1