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新合繊でのボタンホールの糸引けを防ぐミシン調整法


織り密度の高い新合繊のブラウスを流したとき、ボタンホールで糸引けが発生しました。特に閂止め部で、ひどいのですがどうすればよいでしょうか。使用しているミシンは(LBH-790-1)です。


原因

 
 
織り密度が高い場合など、針貫通によって織り糸がずれてしまうことがあります。特に閂止め部の針数は他の部分に比べて針数の比率が多く設定されているため、ボタンホールの大きさによっては、特別な布地でなくても、閂止め部の針数が必要以上に入るといった現象も発生することがあります(図表1)。
図表1
 

対策

 
 

2つの閂止めカム(図表2)を交換して、閂止め部の針数を20%減少させます。交換する閂止めカムは図表3を参照してください。


図表2
(1)LBH-770,780,770-1
  第一カム 第二カム
標準 B2902761000 B2903761000
20%減 B2902761B00 B2903761B00
40%減 D2902762V00 D2903762V00

(2)LBH-790,790-1
  第一カム 第二カム
標準 13753702 13753801
20%減 13793906 13794003

図表3 使用カム品番

一方、針貫通による糸引けには、以下のような対策をお試しください。

  1. 1番手細い針やKN針、SF針などを使用する。
  2. 回転数を下げる。
  3. 芯地を貼ってから穴かがりをする。
  4. 糸張力を下げる。
  5. 針数を少なくする。
  6. 加湿する。
  7. 細い糸やフィラメント糸を使う。
  8. ウィップ縫にする。

(注)閂止めカムの交換は取り扱い説明書を参考に行ってください。