ボビンの空転を防ぐには

「低張力縫製」が当たり前のファンデーション業界では、ボビンの空転対策が長年のテーマです。「低張力→ボビン空転→空転防止対策→張力UP」と根本的な対策が無く、毎日、試行錯誤を繰り返しています。何か良い方法はありませんか?


原因

 
 

ボビンが回転している現在の機構では、空転を完全に防止することは不可能です。
とくに低張力化された状況では、ボビンはミシンと同時に急には止れません。こうしたネックに対して今までは次のような対策が取られていました。

  1. 空転現象による、縫張力変動。(縫ムラ、糸切れetc)
    ⇒(旧対策)ボビンケース内に空転防止バネや紙、布等を入れる
  2. 糸巻き量変化による、縫張力変動。(縫ムラ、etc)
    ⇒(旧対策)糸巻き量を減らす。
 

対策(低張力化)

 
 

JUKIはファンデーション業界の主力ミシンである"千鳥ミシン(LZ)、本縫2本針ミシン(LH)"に根本的に今までの機構を見直し、ボビンがまったく回転しない"無回転ボビンケース釜"を提案いたします。
特徴として、ボビンが回転しないために、次の効果があります。

  1. 空転を気にする必要がありません。
    空転を気にする必要がありませんので、従来より張力を下げられます。
  2. 糸巻き量による張力変化がほとんどありません。糸巻き量変化を気にすることなく、最後までほぼ同じ張力で縫うことができます。
  3. オペレーターさん達の技量差が少なくなります。
    ミシンの踏み方による差や糸調子の取り方が簡単になります。

【注意】
無回転ボビンは、従来と異なる仕組みのため、糸通しの仕方のみ異なります。慣れるまでは若干注意してください。ただし、糸通し以外の操作性は、従来と同様です。

・1本針本縫ミシンに対応する無回転ボビンもあります。jm208号「縫のヒント」をご参照ください。

《適用機種》
◎LH-3126F(無回転ボビン仕様):頭部標準装着
・無回転ボビン釜(組)_品番:23201155
・ボビンケース(組)_品番:23201551
・ボビン_品番:23201601

◎本縫千鳥ミシン
・無回転ボビン釜結合V_品番:23523157
・ボビンケース(組)_品番:23522550
・ボビン_品番:23523004