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千鳥縫ミシンでブラジャーの背カギホック布を縫うための押さえ

ブラジャーや各種インナーなどを幅広く生産しています。ブラジャーの背カギホック布は通常2列3段のものが標準ですが、ファッションブラやボリュームブラでは1列3段や3列3段などが登場します。何か良い押え金がありましたら教えて下さい。

 


ご質問の方は、現在、できるだけ細幅の押え金を選び、その左側をグラインダーで追加工して使用されているそうです。しかし、それではシャンクとピンの結合部が極肉薄となり、耐久性がなくなってしまうために困っていらっしゃるとのことです。
最近のファンデーション市場が活性化して、製品の多様化も進んでおり、こうしたご質問も多く寄せられています。今回は、JUKIアタッチメント開発センターで開発した押え金をご紹介したいと思います。


1.背カギホック布つけ専用「細幅右ガイド付き押え」

 
  JUKIアタッチメント開発センター(ATC)では、新しい千鳥縫いミシン(LZ-2280Nー7シリーズ)の発売に合わせて、ボディファンデーション縫製に活用できる各種アタッチメントを開発しています。 今回ご質問のあった、ブラジャー背カギホック布付け作業も、ブラジャー縫製工程では非常に問題の多い工程の1つになっていました。
そこで、アタッチメント開発センターでは、積極的なユーザー様のご協力をいただいて、試作とテストを繰り返した結果 、写真にあるような背カギホック付け専用の「細幅右ガイド付き押え」を開発しました(図表1)。
<仕様データ>
アタッチメント型式:B125
品番:MAB-125000A0
品名:細幅右ガイド付き押え
仕様:2点千鳥縫ミシン用背カギホック布付け専用
針振り幅 3mm限定
図表1
 

2.押え金の特徴

 
 

この押え金の特徴は、

  1. 細幅で耐久性が強い
    細幅でありながら、シャンクとピンの結合部は標準品と変わらない耐久性をもっているので、安心してご使用いただけます。
  2. 目飛びを防止します
    カギホックの足を踏むことによって発生する目飛びを、押え金の舟の形状を考案することで防止しました。目飛び防止は万全です。
  3. 右側自由爪付きです
    右側の爪を設定できる自由爪にしたことで、背カギホック布のエッジを確実にガイドするとともに、完全落とし縫いができるように工夫されています。
  4. アジャストネジがついています
    コンパクトな形のなかにも、押え金(舟)の前上がりを微調整できるようにアジャストネジがついています。
 

3.右/左ガイド付き押え

 
 

JUKIアタッチメント開発センターでは、細幅押えと同時に、標準幅の右ガイド付き押えと左ガイド付き押えの2つのタイプを発売しました。
これらの押えの幅は、標準品と同じ16mmで針振り幅は8mmまでです。お使いいただける用途は、以下のようなケースを始めさまざまです。

 

4.右/左ガイド付き押えの用途

 
 

この押え金の特徴は、

  1. 右ガイド付き押え(図表2)
    紳士物スーツ上衣やジャケットの上襟千鳥縫工程においてカラークロスを縫う場合、カラークロスの落し縫い右爪でガイドできるので、確実な縫製作業ができます。
    <仕様データ>
    アタッチメント型式:B127
    品番:MAB-127000A0
    品名:右ガイド付き押え
    仕様機種:LZ-1280,LZ-2280シリーズ
    針振り幅:8mmまで
    図表2
  2. 左ガイド付き押え(図表3)
    ボディファンデーション縫製でガードル、ウエストゴム付け第2工程の伏せ縫用に、またロングラインブラのフロントジッパー付け工程や、フロントホック付け工程などにもご利用いただけます。

    <仕様データ>
    アタッチメント型式:B128
    品番:MAB-128000A0
    品名:左ガイド付き押え
    仕様:2点千鳥縫ミシン用背カギホック布付け専用
    針振り幅:8mmまで
    図表3