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スパンコール素材での針折れを防止するには

レディースのデザインシャツにスパンコール素材が指定されてきました。本縫いミシンでは問題ないのですが、端ロックで針が折れてしまいます。何か良い調整方法がありますか。

舞台衣装やパーティードレスにはつきもののスパンコールですが、一般衣料の生産ラインに突然入ってくると戸惑うことも多いかもしれません。スパンコールに限らず、装飾物付き、あるいは表面加工の硬い素材に応用化のロックミシンの針折れに対する考え方をご紹介します。


原因

 
  ロックミシンの針は斜め手前に下りてくるため、針がスパンコールの上に刺さるとスパンコール自体も手前に移動してしまいます。このため、針も手前に曲げられてしまい、針板上面に当たって針折れが発生します(図表1)。
 
図表1
 

対策

 
 
  1. 針が曲げられないように押えを後方(針落ちの方向)へ移動させることで、押えに針ガイドの役目をさせる。このとき、針と押えの隙間は0.05mm以下にする(図表2)。

    *回転数は3000spm以下でご使用ください。
  2. 1.の対策で縫製可能ですが、使用針をDC×27#□□PP(針先が小さなメス形状)に変更することも有効な対策の1つです。

図表2