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薄手の新素材縫製で釜からの油じみで困っています。対処法は?

1本針本縫ミシンで薄手の新素材を縫製していますが、釜から油がにじむことがあり困っています。釜油の正しい調整方法を教えて下さい。


1.釜油量の確認方法

 
 
滑り板をはずし油量確認紙を釜のした側に入れて用紙を飛散した油の跡(今後は油跡と呼ぶ)で釜油量 を確認します(図1)。用紙を釜の下に入れるときは指が釜に触れないよう十分注意してください 。
  1. 油跡確認用紙
    (1)サイズ(図2)
    (2)紙質 油跡がわかる白髪であればよい。(コピー用紙等)
  2. 油跡確認位置 用紙を釜に当たらないよう図2の位置に入れます。
  1. 油跡確認方法
    (1)使い始めなど、冷えた頭部の場合は、まず3分程度の
    空運転を適度に断続して行ってください。
    オイルタンクに適量の油があることを確認し、かならず
    ボビンケースは釜からはずしてください。
    釜付近のほこりなどを掃除し使用回転数で確認します。
    (2)油跡確認用紙はミシンを運転している状態で釜の下に入れ
    5秒間(時計で計る)の油跡をとります。
    (3)油跡の適量値(最小油量)は図3のとおり釜レース部からの
    飛散油跡が0.5mm程度です。
    使用回転数を下げるなど使い方によっては飛散油跡を
    点線レベルまで少なくすることもできます。
    減らしすぎますと釜レース部が焼き付き(音大、発熱、
    糸切れ)ますので注意してください。
 

2.釜油量の調整方法

 
 
  1. 釜油量は釜油量調節ねじ※印(図4,5)で行います。
    (1)DDL-9000シリーズは釜下前面の小ねじ(図4)
    (2)DDL-5000シリーズは下軸前メタル後側下面つまみねじ(図5)
    *小ねじは小ドライバーで調整しますので慎重に行ってください。(図5)
  2. 調節の仕方
    (1)釜油量調節ねじ※印(図4,5)を締め込む(右に回す)と油量は多くなり、緩める(左に回す)と釜油量 は
    少なくなります。
    (2)調整は油量の多い状態(1回転位締め込む)から徐々に緩めて用紙で確認しながら行います。
    調整後安定するまで30秒ほどかかりますので、30秒空運転し5秒間の油跡で確認してください。
    調整が正しいかは油跡が3回(3枚)安定しているかで確認してください。
    (空運転時間が少ない、油が少なすぎる等、調整が悪いと安定しません)。
  3. 釜油量を完全に無くしたい場合
    1)無給油釜に交換ご使用ください。
    (1) 品番 228-90206
    228-90404
    (#11針受け付き)
    (2) 回転数 最高4000rpm
    常用3500sti/min
    (3) 釜油量調節ねじ※印(図4,5)油量が最小となるまで緩めてください。
    (下軸前止めねじを穴無し止めねじ品番110-79506に交換しますとより完全です)
    *ミシンは高速で回転してますので、けがを防ぐため、調整時は指などが釜・送り等の運動部に触れないよう十分注意してください。