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本縫ミシンによる和装ステッチで縫ズレを防ぐには

和服縫製をしています。近年、本縫ミシンを導入してミシン縫製を進めていますが、縫いズレが気になります。現在はマチ針で止めていますが、縫いズレを防ぐにはどうしたらよいでしょうか。

近年は、和服縫製も手縫いからミシン縫いへと変化してきています。しかし、まだまだ十分に設備が活用されておらず、ほとんどの工程が一般本縫いミシンで行われていることも多いようです。今回は和装向けに改造した上下送り本縫いミシンをご紹介しましょう。


原因

 
 

和服の縫製工程では、素材は薄物が多く、縫製距離も長いので、どうしても縫いズレしやすくなります。

 

対策

 
 

1.差動上下送りミシンを使う

和服の場合、縫製距離が長いこともあり、差動上下送りミシンを使用することが望ましいと考えられます。 使用するゲージは、ワイシャツやブラウス用で布の引っ掛かりを防止する「中厚物CGタイプ」の押えとキルト素材や裏地、婦人服薄物素材縫製の布キズ防止用として使われている「薄物BKタイプ」の針板と送り歯が適切です(図表1)。また、針はオルガンNS針が適しているようです。


図表1

2.微量押え上げ装置を取り付ける

これで縫いズレは大幅に改良します。微量押え上げ装置については、本コーナーでも何度かご紹介しています。詳細はjm187号「縫のヒント」(P46)をご参照ください。