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糸のからみによる糸切れを防ぐには

調子良く縫っていても突然縫い目が乱れたり、糸が切れたりすることがあります。窓を開けていたり、クーラーのそばのミシンでおこりがちなので、風が犯人では、と思うのでしょうが、どうしたらよいでしょうか。

糸立ての糸が風で動くことによる縫いへの影響はよく指摘される現象です。ウーリー糸などでは風を受けなくとも糸が踊りやすく、縫いに影響を与えることもあります。今回は風よけ糸立てをご紹介しましょう。


原因

 
 

風による縫への影響とその原因には以下のようなものが考えられます。

  1. 糸に張力がかかり縫目がつまる
  2. 風に流された糸が何かに引っかかり糸切れする
  3. 糸のよりが戻り、目飛びが生じる
 

対策

 
 

1.糸立ての回りに風防を立てる。

実際、多くのアパレル工場さんでは、風道に段ボールを張り付けるとか、糸をビニールチューブに通 してミシンに供給する治具を作るなど、さまざまな工夫がなされています。

2.「風よけ糸立て」を利用する(図表1、2)。

糸立て自体を透明なケースで覆いますので風などによる縫のトラブルは防止でき、作業性も向上します。また、ケースが透明なため、糸残量も従来道り確認できます。


図表1

仕様 品番
2本仕様(ゴム系仕様) MAZ095000AB
3本仕様 MAZ095000AC
5本仕様 MAZ095000AE

図表2

糸立て関係では、糸が自重で糸立て受け皿へ落ちてしまうというもうひとつの問題があります。
特にファンデーション関係で使われる太く自重のあるゴム糸などを厚く巻いてある糸巻きの場合、生じやすい現象です(図表3)。

このままミシンを踏むと、糸がからみ、糸切れします。「風よけ糸立て」は透明ケースで風を防ぐだけでなく、糸立て自体に角度をつけ、この問題を解消しています。


図表3