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円周の三つ巻き縫いで布ねじれによる縫いパンクを防ぐには

三つ巻きヘマーを使い本縫いミシンで円形テーブルクロスの10mほどの外周を縫っています。縫う部位 によって布送りが一様でないため、ねじれや縫はずれが発生しないように手前で布を引っ張ったり反対側から引いたりしています。簡単にきれいに縫えないでしょうか。

大円周でなくても、円弧などバイヤス角度が変わる縫いで同様な悩みをお持ちの方も多いでしょう。布地の伸びなどへの対応にはオペレータの手加減が必要ですが、できるだけ縫いやすくするための対策をご紹介します。


原因

 
 
三つ巻き縫いでは下布が上布よりもよけいに送られ、布にねじれが生じてしまいます。さらに、円弧 の三つ巻き縫いとなると、縫方向により布の伸び方が変わるため、上下布のズレは部位 によって異なり、ねじれ具合も変わってきます(図表1)。
図表1
 

対策

 
 

1.差動上下送りミシンDLU-5490Nと差動上下送り用三つ巻きヘマーL064を使う。

上送りができるため、本縫いミシンよりかなり縫いやすくなりますが、上下の布送り量 のちがいは、やはりオペレータが手で加減することになります。また、ねじれが大きな場合、上送り量 を大きくする必要がありますが、三つ巻きヘマーL064(図表2)では、上送り量 を大きくしすぎると、ギャザーがよってしまうため、限界があります。


図表2

2.分離板付き三つ巻きヘマーL094を活用する。

L094(図表3)は分離板が付いているので、上送り量 を大きくしても下布に影響しません。布のねじれがひどい場合でも、上送り量 を大きくできるために大きなねじれも解消でき、三つ巻き縫に大変効果的です。

*L094は仕上り幅10mm以上の三つ巻き縫いに使用できます。


図表3