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太糸使用時の糸締まり不良を防止するには

本縫いミシンでワーキングウエアのステッチ縫をするとき糸締りが悪いことがあります。針は#18、上糸に#20のスパン糸を使用、送りピッチは3mmとしています。上糸張力を強くすれば多少よくなりますが、糸が切れやすくなります。対策はありますか?

 
  標準仕様の本縫いミシンを使用されているのであれば、下記の(1)のように針板を厚物仕様に交換することが効果的です。さらに(2)(3)の対策をすることで糸締りはかなり良くなるでしょう。
 

対策

 
  1.針板を厚物仕様に交換
針板の針穴が大きいものに交換することで糸の締りを良くします。
針板
・標準:110-28008(φ1.9mm)
・対策:B1109-012-B00(φ2.2mm)/B1109-012-E00(φ2.4mm)
*以上は。DDL-5571N、5581N用パーツです。他の機種についてはご相談ください。
2.送り歯の高さを高くする
送り力を強くすることで糸締りを良くします(図表1)。 送り歯高さ
・標準:0.8mm
・対策:1.0~1.2mm
 

図表1
3.裏溝のある押えを使用する
糸が太く、送りピッチが大きい場合に、裏に逃げ溝のない押え(図表2)を使うと、天秤が上糸を引き上げるとき、針板と押えで上糸をはさんでしまう場合があります。

図表2 逃げ溝のある押え(左)とない押え(右)
このため、糸締りが悪くなります(図表3)ので、溝が小さかったり、ない場合は溝のある押えに交換するか、押えの裏を削ります。
市販の段押えにも溝なしのものがありますので、ご注意ください。

図表3