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段部での糸切れを防止するには

カットソーの生産をしています。本縫いミシンでの地縫のとき、段部で地糸切れが発生し困っています。平らな部分では問題ないのですが、解決策があれば教えて下さい。

  地糸切れの原因は針、釜、糸調子などとともに、段部の場合はその厚みも原因になるなど多くの要因が考えられます。ご質問のように段部のみでの発生であれば、縫い目の目づまりが原因として有力です。
送り歯がもっとも前進したとき、送り歯の後端が押えの後部よりでない場合があります(図表1)。

図表1
これは実際の送りピッチが1.8mm以下になった場合に特に発生します。 このため、段部に押えが乗り上げ、押えの後部と針板との間に生地をはさみ込み、送り不良(目づまり)が発生、糸切れを起こしてしまうことになります(図表2)。

図表2
 

対策

1. 送り歯の位置を後方にずらす。
  まず、送り歯の位置を針板の溝ぎりぎりまで後方へずらしてください。
2. 針板と送り歯を削り、送り歯をさらに後方へずらす。
  (1)の対策でも直らない場合、針板と送り歯の一部(図表3)斜線部)をヤスリなどで削り、(1)の対策同様送り歯を後方にずらしてください。

図表3
  このとき、押えの後部より送り歯の後端部がニ山程度でていることを確認してください(図表4)。

図表4